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33歳の女性です。

初来店は2年半前の平成25年の5月です。

その時は極度の睡眠不足が続いて長年治まっていた
アトピー性皮膚炎がひどく悪化したために
ご相談におみえになりました。

そして、さくら薬局で漢方薬を4か月間服用されて
皮膚症状が綺麗に治まりましたので漢方薬服用を
終了されました。

そして平成26年の4月くらいから
アトピー性皮膚炎が再燃悪化して約一年ぶりで
再度ご相談におみえになりました。

身体全体が熱っぽいです。

首の後や髪の生え際が赤く斑に盛り上がって
ヒリヒリしてかゆいです。

髪の毛の中も赤くなってかゆいです。

両耳の周りや耳の付け根辺りが赤く腫れてかゆみが
強くかきむしっていて常に汁が出ています。

両脇下周辺、右肘内側が赤く盛り上がって
ガサガサしてかゆみが強いです。

つっぱって痛いので腕を曲げれません。

手指がパンパンにむくんで赤く腫れて
かゆいです。

手指はプツプツとした水疱も見られます。

手指のあちこちをかきむしって汁が出ています。

両足の付け根辺りが赤黒くガサガサになって
汁が出ています。

両膝の後ろ側の皮ふがガサガサに硬くなって
つっぱり曲げ伸ばしがしにくい状態です。

目の周りやあごラインが乾燥してカサカサです。

時々ヘルペスのような膿疱が出来ます。

ふくらはぎ~足の甲~足の指にかけてむくみます。

排便は便秘でコロコロ便の状態です。

排尿が濃い黄色でチョロチョロとしか出ません。
排尿回数も少なく2~3回/1日です。

肩がガチガチにこってひどい状態です。
肩こりがひどくなると頭痛もします。

睡眠がまったく取れません。
寝ようとしても目が冴えて眠れません。

夜間に皮膚に熱がこもってかゆみが強いので
何度も目が覚めます。

寝汗をかいて何度も目が覚めることもあります。

今回もやはり睡眠不足が大きな原因となっています。
接客販売の仕事をされていて、それが夜型シフトの
ために、帰宅時間が遅くなり、就寝時刻が
午前1~3時などという状態が続いていました。

このような状態が続きますと、一旦治まっている
アトピー性皮膚炎の悪化は避けられません。

夜にしっかり睡眠を取ることはとても大切です。

最も理想的なのは夜10時くらいに床について
眠っている状態です。

しかし今の生活環境では、なかなかそこまで早く
眠りにつくのは難しいかもしれません。

ですので
「日付けが変わるまでに床についていて下さい」
ということでご説明しています。

夜は陰の時間帯ですね。

陰の時間帯に陰的活動状態になっていることが
非常に大切です。

陰的活動状態とはすなわち眠っている状態です。

陰の時間帯に陰の状態になっていること
(眠っていること)で・・・

太陽が出ている時間帯(陽の時間帯)の
陽的活動(起きてしっかり活動をする)によって
消費された燃料(陰的物質)が回復補充されます。

ですからどの時間帯に眠っているかは大変重要な
意味を持ちます。

朝でも昼でもいつでもよいから眠っていたら良いという
ことではありません。

あくまでも陰の時間帯に睡眠が取れていることが
深い意味を持つのです。

午前2時や3時になってやっと床に着くような
生活習慣では、日中の活動で消耗した燃料(陰)が
ほとんど回復できません。

陽的活動は陰的物質(燃料)によって支えられています。

逆に言いますと陽的活動を活発に行いますと
陰的物質(燃料)を消費消耗させることになります。

就寝時刻が午前2~3時になるということは
本来陰的な状態になっていないといけない時間帯に
陽的な活動状態が続いているということになります。

このような状態では、陽が過亢進してしまうと
同時に陰の消耗が大きくなるという2面性の問題が
起こってきます。

その結果・・・

陽気の過亢進、陰の消耗(陰虚)によって
陰<陽というバランスになってしまいます。

熱を鎮静化させるラジエターの水が減ってしまい
常にエンジンがオーバーヒートしている状態
というイメージで考えてみて下さい。

交感神経が亢進してしまって副交感神経が
まったく機能していない状態とも言えます。

それから・・・

接客販売の仕事では神経疲労すなわち
精神的ストレスがたまるという問題もあります。

精神的ストレスを漢方的に表現しますと・・・
肝気鬱結と言います。

肝気鬱結となりますと、気鬱(気滞)すなわち
気の循環が鬱滞してしまいます。

気(陽気)は熱エネルギーを持つ存在ですので
循環が停滞しますと熱エネルギーがこもって
しまい鬱熱が発生することとなります。

すなわちオーバーヒートしてしまうのです。

陰<陽の状態とは別の原因によっても
オーバーヒートが引き起こされます。

鬱熱によってオーバートしますと、
ここでも陰が消耗するという
現象が起こります。

肝気鬱結では気の誘導力によって流通が
促進されている水や血の動きも悪くなります。

水の動きが悪くなりますと痰湿という流動性の
悪い液状物質が停滞します。

血の動きが悪くなりますと?血という流動性の
悪い古血がたまって行きます。

陽気の過亢進や陰虚によって水や血が熱濃縮される
ことで動きが悪い痰湿や?血を生じさせるという
ことも起きてきます。

こちらの女性のアトピー性皮膚炎は・・・

陽気の亢進、陰損(陰虚)肝気鬱結(肝鬱化火→鬱熱)
痰湿・湿熱、気滞血瘀・血熱血瘀 などの種々の
問題が複雑に重なることによって起きてきます。

ですから漢方的アプローチにおいても
単純に清熱するだけなどでは効果を上げることは
出来ません。

陽気の亢進(皮膚熱の亢進)は結果ですから、
陽気が亢進するに至った原因の方へのアプローチ
こそが大切です。

こちらの女性の場合は・・・

夜型の生活習慣によって肝気鬱結→肝鬱化火の状態が
強くなり陰を消耗していると判断出来ましたので、
肝気の滞りを解放することに重点を置きました。

肝気の滞りを解放して下方向に引き下げることが
大切です。

オーバーヒートが強いアトピーは陽気が上方向へ
燃え上がっていますから、首から上の皮膚症状が
強く現れます。

その状態を解決するためにクルクル循環させながら
下方向へ引っ張るというアプローチです。

黄連解毒湯などの強い清熱剤は使用しません。

あくまでも肝気鬱結からの解放を優先します。

肝気鬱結の解放に力点を置いて、その流れに
乗せて湿熱を除去します。

それだけではまだ不十分です。

腎陰をしっかり補充しながら虚熱を冷まします。
腎陰を補充しますと、燃料補充が効いて湿熱の
除去にも有効に作用します。

血熱血瘀に対するアプローチも必要です。

種々のアプローチを組み合わせて対応することで
徐々に皮膚症状が改善してきました。

現在8割方くらい改善されています。

皮膚症状の改善効果が上がってきますと
排尿も排便もスムーズになります。

そしてガチガチにこっていた肩こりも
なくなります。

夜の睡眠の質も良くなってしっかり
熟睡できます。

初回の時よりも、肝気鬱結への対応を
強化することでどんどん改善されて
います。

途中で、知り合いの紹介で他の漢方薬局で
しばらく漢方薬を服用されましたが・・・

そちらの漢方薬は全く合わず反って皮膚症状が
ひどくなってしまわれました。

せっかく治りかけていた皮膚症状がひどく
悪化して、さくら薬局に戻って来られました。

某メーカーが「火神派理論」を盛んに
吹きこんでいまして、温熱性の強い方剤を
アトピー性皮膚炎に使用することを
プッシュしているのですが、

こちらの女性に、その処方を渡されたようで
それらを服用されたことで、皮膚症状が
ひどく悪化してしまわれました。

オーバーヒートが強い皮ふ病に対しては
温熱性の強い方剤を使用してはいけないのですが。

そういうこともあって改善に若干日にちが
かかってしまいましたが。

今現在は全般的に非常い良くなられて漢方薬を
継続服用されています。
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夜間や朝方に急に起きる「胃痛」「吐き気」は、入浴後や就寝前にビール、清涼飲料水、アイスクリームや生クリーム、乳製品、果物 などの摂取で胃腸が冷えてしまって「寒凝状態」になることが原因です。もともと胃腸が弱い人や冷え症の人は特に気をつけられる必要があります。胃腸を冷やす生活を続けますと、生命力(命の灯)が減弱して種々の病を引き起こす原因になりますから注意が必要です。冷え症で不妊や不育症でお悩みの女性は口に入れるものを今一度見直してみて下さい。
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排卵障害を起こしている原因として・・・多嚢胞性卵巣症候群(PCO)というのがあります。卵胞の周りにべたべたした汚れが溜まってしまって殻が硬く肥厚してしまい殻を破って排卵することが出来ません。このような卵胞が数珠玉のように沢山出来て卵巣内部に存在しています。痰湿汚れ・湿熱汚れ・瘀血汚れ・寒凝固汚れ など種々の汚れが卵胞の周りに著中停滞してしまっています。したがいまして・・・これらの汚れを除去する方剤を使って継続的にアプローチをする必要があります。
卵巣がしっかり働いて卵胞を大きく成長させ正常に排卵させるためには・・・腎精が充足していることは必須です。そして脳から送られてくるホルモン情報の伝達に問題がないことも必須です。腎精を充足させるためには後天の精の補充が欠かせません。後天の精をしっかり補充するためには脾胃の働きがしっかりしていることが必要です。ホルモン情報の伝達に問題がある原因は精神的ストレスが溜まる=気血の流通が止まる→ホルモン情報がしっかり伝達されない。それから血液やリンパ液が汚れてよどんで流れが悪い状態になるとホルモン情報伝達に問題が生じます。血液やリンパ液を汚す原因は毎日の飲食生活の偏りです。こってり濃厚なものの摂取が多いと血液やリンパ液がドロドロ汚れてしまいます。漢方的アプローチとしては、①腎精の補充②気血の補充③脾胃の働きを活性化させて後天の精の生成力を強くする④精神的ストレスの開放(肝気鬱結の開放)⑤血液やリンパ液の汚れを除去する(食滞・痰湿・瘀血の除去)身体の陽気のパワーが弱くて冷える傾向にある場合は、陽気補充、身体で炎症が起こっていて熱っぽい場合は、清熱して炎症をとる・・・などお一人お一人の身体状況を見極めてしっかり排卵できるようにアプローチします。
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妊娠するためには正常に排卵していることは必須条件です。視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)とホルモン分泌連携が問題なく行われていますと排卵障害起こりません。①視床下部②下垂体③卵巣④卵胞膜 以上4つのポイントのどこかに異常が発生しますと正常な排卵が妨げられて排卵障害が起こります。①視床下部②下垂体 は脳の問題です。脳は「髄海」と言われます。腎精から髄が生じて髄は骨を滋養しています。そして髄が集まって「髄海」となります。脳「髄海」をしっかり機能させるためには、腎精が充足していることが大切です。そして腎精を充足させるためには後天の精をしっかり産生させることが大切です。後天の精は脾胃の働きによって生成されます。排卵障害が起きている場合は、脾胃、腎精、気血、肝の疎泄などに介入してホルモン分泌連携を正常化させるようにアプローチします。
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プロフィール

桜の気の下で

Author:桜の気の下で
兵庫県たつの市神岡町にて漢方専門薬局を開いています。
(そうめん資料館)そうめんの里のすぐ近くです。
さくら薬局
℡0791-65-2107
マウスオン→ 




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