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前回・・・

アトピー性皮膚炎などの慢性の皮ふ病では、

皮膚がガサガサ乾燥して赤黒く硬く分厚くなって
ひび割れが出来たりします。

そして、皮ふが乾燥しているからといって
潤すアプローチが有効であることはレアケース
ですよ・・・という内容でご説明しました。

次に、アトピー性皮膚炎などの皮ふ病の特徴的な
症状として・・・

プツプツとした水っぽい水疱が出来る。

プツプツした点状の湿疹が出来る。

ジュクジュク水っぽくただれたようになる。

かきむしって液状の汁が流れる。

腫れてむくんだようになる。

これらの症状は乾燥とは違って
水っぽい症状ですね。

アトピー性皮膚炎などの皮ふ病の人では、
一人の皮膚症状の中にガサガサ乾燥する症状と
ジュクジュクした水っぽい症状が混在して
現れていることが多いのです。

乾燥症状(カサカサ)と
湿疹や水疱症状(ジュクジュク)・・・

これは真逆の症状ですね。

矛盾する症状と言っても良いでしょう。

なんで乾燥しているのに水っぽい症状も
同時に現れているのでしょう?

これは前回述べた内容の中に答えがあるの
ですが・・・

皮ふの乾燥症状は皮ふの新陳代謝が低下している
ことによって起きているのだと・・・

新陳代謝が低下しますと、潤い物質不足のために
乾燥しますが、と同時に老廃物(不要物)が
貯留停滞するためにジュクジュクした水っぽい
症状が現れます。

潤い不足(気血津液不足)の症状と
不要物貯留(痰湿の貯留停滞)の症状が
同時に現れるということです。

どちらの症状も新陳代謝の悪さによって
発現する症状です。

したがって一見矛盾するような症状が
一人の皮膚症状の中に混在して現れるわけです。

以下のような症状も多見されます。

皮膚表面は硬くガサガサ乾燥しているのですが
かきむしると、ジュクジュクした液状の汁が
だらだらと流れ出てきます。

この症状は皮下に溜まった痰湿が身体内部から
運び込まれる津液の流通を阻害するために
皮膚表面は潤い物質不足となって乾燥する
という病態です。

痰湿はベトベトネチャネチャした流動性の悪い
液状物質です。

流動性が悪いので一旦皮下にたまりますと
その場所から移動することが困難となります。

そして常にその部位に痰湿が存在していて
身体内部から皮膚表面に運ばれてくる津液の動きを
ブロックしてしまうのです。

これがために皮膚表面はガサガサ乾燥しているのに、
かきむしるとジュクジュクダラダラと汁が流れる
皮膚症状を作り出しているのです。

代謝の悪さは、乾燥症状とジュクジュク症状の
相反する症状を同時に発生させるということです。

こういう病態に対して・・・

皮膚表面の乾燥症状が激しいからと言って・・・
潤し系の処方、当帰飲子や温清飲を使用しますと
どうなるでしょうか?

ジュクジュク症状を助長してしまい、汁がさらに
増えてしまう結果となります。

そして皮膚表面の乾燥症状も改善しません。

皮下の痰湿が増えますと、津液の流通阻害が
強くなり、皮ふ表面への津液の運び込みが
減ってしまうために、皮膚表面の乾燥症状も
悪化させてしまうこととなります。

したがいまして・・・

潤し系の処方を使用しますと、
ジュクジュク症状のみならず乾燥症状も増悪させて
しまうこととなるのです。

正解は・・・

気血津液の運行循環を正常化させることです。

表現を変えますと・・・
必要な物質の運び込みと不要物の運び去りを
活性化させるといういことですね。

皮ふの新陳代謝を活性化させるということです。

気血津液の運行を正常化させておいて、
そこへ潤い系の物を少し加えたり、痰湿除去の
アプローチを加えたり、活血化瘀したりと
さじ加減をするのです。

そして我慢強く上記アプローチを継続することが
大切です。

慢性の皮ふ病は昨日今日に出来あがったものでは
ありません。

長期に渡る種々の生活習慣の問題が積み重なって
その結果、皮膚症状が形成されています。

したがいまして、皮膚症状を改善させるには
ある程度の期間が必要になります。

気血津液の運行の正常化が基本的アプローチ
ですが、痰湿除去や瘀血の除去、津液の補充などを
適宜加えて微調節を繰り返す必要があります。

我慢強く微調節を繰り返すことで徐々に
皮膚の状態を正常化させてゆきます。
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おりものが常にダラダラといっぱい流れ出ています。黄色っぽい、緑っぽい色のおりものです。クラミジアの疑いがあって抗生剤を服用されましたが・・・おりものの状態に変化が見られませんでした。さくら薬局で漢方薬を服用されて約1カ月、おりものの量がガクンと減りました。汚れたおりものの色が消えて綺麗なサラサラの無色透明になりました。
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桜の気の下で

Author:桜の気の下で
兵庫県たつの市神岡町にて漢方専門薬局を開いています。
(そうめん資料館)そうめんの里のすぐ近くです。
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℡0791-65-2107
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