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突然、胃腸がギューっと何度も絞め付けられるような
激しい痛みが起こります。

その度に便意を催してトイレに駆け込みます。

そしてシャーシャーの下痢便が出ます。

30分~60分間隔でこのような
状態を繰り返しています。

ですから、20回/1日くらい
上記の症状が発現しています。

この状態では仕事も出来ないし
何をすることも出来ません。

というご相談がありました。

50代前半の女性です。

さくら薬局へお越しになる前に・・・
病院へも行かれたようです。

ホスミン錠などの抗生剤が処方されて
それを服用されたということですが・・・

胃腸症状は若干ましになった程度で
激しい胃腸症状は治まらなかったと
いうことです。

それでさくら薬局へお越しになりました。

ご相談の胃腸症状はとても激しいものですね。

突然、急激に症状が起きた場合は必ず、
症状が起こる直前に症状を引き起こす
原因があるはずです。

詳しく聞き取りをします。

今の時期は日中はそこそこ暑いので
ついつい冷たいものを飲んだり食べたり
しやすいものです。

そして、夜間から朝方にかけては気温が
急激に低下して寝冷え状態になりやすいのです。

夏場ならば夜間も暑いのでそれほど影響は
ないのですが・・・

寒暖差が大きい今の時期は気をつけないと
日中に生冷物を飲食していてさらに夜間に
寝冷えでさらに、おなかを冷やし込む
などということがよくあります。

夜間と言いますか、もう夕方五時くらいには
ひんやりとした感じになることも多いです。

その辺りに心当たりが無いかどうかを
おたずねしてみます。

お答えは・・・

「祭りの時期なので、赤飯やいなり寿司などを
 食べていて、果物やアイスクリームなども
 食べました・・・」

「温かいご飯を食べていませんでした・・・」

という内容をお話されました。

これでほぼ原因が判明しましたね。

予想的中と言いますか・・・

今はお祭りのシーズンなのですが、そこまでは
考えていませんでした。

赤飯はお祝い事には欠かせない食べ物です。

お祭りの時は自宅で作って来客をもてなしたり
家族で食べたりします。

作って置いておく食べ物ですので、冷やご飯ですね。
そして、いなり寿司も冷やご飯です。

お寿司はどのお寿司もすべて冷やご飯です。

にぎり寿司などは、冷やご飯の上にさらに
生魚が乗っています。生冷物そのものですね。

ですので・・・

お寿司を食べると、胃腸が冷やされることになります。
胃腸が冷えないように、ガリ(生姜)といっしょに
食べましょう・・・ということになっています。

しかしながらお寿司を食べますと、どうしても、
胃腸が冷えてしまいます。

そしてビールやチューハイなどのお酒を飲んだりと
どちらも冷たい飲み物ですね。

そして日中はアイスクリームを食べたり・・・

生や冷たいものばかりの飲食が続いてしまって
さらに、夕方~夜間~朝方にかけての冷え込みで
胃腸を冷やし込んでしまう・・・

このようなストーリー展開が思い浮かびます。

「胃腸が急激にギューっと締め付けるように痛む」

冷えますと、収引、凝滞という現象が起こります。

急激に冷やされたために胃腸がギューと収縮する
現象が起こったということです。

これはかなりの激痛となります。

わたくしも経験があります。

学生の頃に、夏に部活ですごく暑かったので
冷蔵庫から冷えた牛乳だったか、いっき飲みを
したのですが、

その瞬間、胃がギューっとまさしくギューっと
という表現がぴったりです。

痙攣痛といったところでしょうか。

急激に胃痙攣が起こって、びっくりした記憶が
あります。

その時は、何が起こったのか一瞬分からなかった
のですが、冷たい物の一気飲みをしたら
えらいことになる・・・ことは理解できたので

冷たい物はゆっくりと飲まないといけない・・・
と思ったものでした。

そしてこちらの女性の場合は・・・

急激に胃腸がギューっと絞め付けられて
便意を催して、シャーっと下痢になる
このような状態が頻繁に起こったという
ことです。

胃腸が冷えますと、反射的に胃腸が反応して
冷たいものを排出させようとします。

また胃腸の陽気が急激に奪われてしまって
消化吸収できなくなって下痢になります。

どれくらい胃腸が冷やされたかのよって
胃腸症状の激しさは変わりますが。

こちらの女性の場合は・・・

相当、胃腸を冷やし込んでしまったようです。
30~60間隔で胃腸が絞る痛みと下痢が
繰り返したということですから。

こういう症状は東洋医学は大得意ですね。

漢方的アプローチです・・・

急激に胃腸が冷やされていますので、
大温熱剤で対応します。

桂皮、乾姜、呉茱萸、附子、などの温熱生薬の
配合された処方を基本にして、
芍薬、甘草などで筋肉の収縮を緩めます。

白朮や蒼朮、半夏、縮砂、陳皮、香附子
などで利水化湿、行氣、して胃腸の状態を
整えます。

処方の量を多めにして6回分持ちかえって
いただきました。

今日お見えになって・・・

3回ほど立て続けに飲んだらあんなに激しかった
胃腸症状がピタリと止まったということです。

後の3回分は毎日1回服用されたということです。

そしたら胃腸症状はとても良い状態を保てた
ということでしたが・・・

とても胃腸の状態が良くなったので安心されて
今日、ちょっとだけアイスクリームを食べて
しまった・・・

そしたら、また急激に胃腸が傷みだして便意を
催して下痢になってしまった・・・

それで・・・

夕方、駆け込んでこられました。

せっかく治っていたのに、アイスクリームは
いけませんね。

まだしばらくは、養生して温かい物を食べておいて
下さいね・・・というお話をして

6回分、同じ方剤構成の物をお持ち帰りに
なりました。

「しまった、まだアイスなんか食べるんじゃなかった」
とご本人さんも思われたようです。

こちらの女性は、相当胃腸を冷やし込まれていますから
しばらくは、温かい物を食べるという養生を続けられる
必要があります。

胃腸の陽気が完全に回復したら、多少は生冷物を摂取
されても大丈夫となりますが、

しかし、養生の基本は火の通った温かい物を摂取する
ということなのです。

胃腸の陽気を守ることは養生の基本です。

胃腸がポカポカ温かい状態を保っていると全身状態が
とても良くなります。

免疫力も活性化されます。

以前にも述べているのですが・・・

「脾胃は後天の本たり、営衛氣血生化の源たり」
「脾胃は五行の土のごとく、よく万物を長養す」

脾胃のこの機能は、生来備わって終生存在するが、
大事に保護する必要があり、健運が保持できれば
百歳になっても衰えない・・・

中医病机治法学 陳潮祖 著 から引用

ということですね。

胃腸はとても大切なのです、冷やさないことは
胃腸を守る基本ですので、忘れないようにしないと
いけませんね。
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不妊、不育症、冷え症、むくみ、おりもの、鼻炎、生理痛、頭痛、肩こり、身体がだるい、めまい、不眠、眠気が強い、吐き気、胃もたれ、湿疹、口唇ヘルペス・・・など これらはすべて、食べ間違いが原因となって発生している症状である可能性が大きいです。特に問題なのが、生野菜や果物の過剰摂取です。 
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妊活にとって大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。そしてさらにめでたく妊娠出産授乳子育てという段になっても大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。元気な赤ちゃんを出産して、出産後のお母さんも元気はつらつと授乳子育てが出来るということがとても大切なことです。そこのポイントに腎精の充足は欠かせません。産後うつ・産後に元気がでない・頭が空虚に感じてふらふらする・不眠・歯ががたがたしている・髪がパサパサして抜け毛が増える・目が弱ってチカチカまぶしい などは腎精の不足消耗が原因です。
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妊娠するためには正常に排卵していることは必須条件です。視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)とホルモン分泌連携が問題なく行われていますと排卵障害起こりません。①視床下部②下垂体③卵巣④卵胞膜 以上4つのポイントのどこかに異常が発生しますと正常な排卵が妨げられて排卵障害が起こります。①視床下部②下垂体 は脳の問題です。脳は「髄海」と言われます。腎精から髄が生じて髄は骨を滋養しています。そして髄が集まって「髄海」となります。脳「髄海」をしっかり機能させるためには、腎精が充足していることが大切です。そして腎精を充足させるためには後天の精をしっかり産生させることが大切です。後天の精は脾胃の働きによって生成されます。排卵障害が起きている場合は、脾胃、腎精、気血、肝の疎泄などに介入してホルモン分泌連携を正常化させるようにアプローチします。
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プロフィール

桜の気の下で

Author:桜の気の下で
兵庫県たつの市神岡町にて漢方専門薬局を開いています。
(そうめん資料館)そうめんの里のすぐ近くです。
さくら薬局
℡0791-65-2107
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