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2014年1月の記事:筋肉が硬く凝り固まる。
上記の以前に書いたブログ記事へのご質問が届いていますので
それについて考えます・・・

ご質問は以下の通りです。

どうすれば、血液と津液を増やすことが出来るのでしょうか?
二歳の娘はまだ授乳中。今年の夏から生理も始まり、
それと同時期に膝痛と背中(首の付け根の下当たり)の
筋肉が凝り固まっているみたいで、痛くて整骨院に通っています。

年齢だとか、体型だとか、舌の状態、その他の随伴症状など
詳細な確認が出来ませんので、あくまでも推定で考えます。

・・・

授乳中である・・・
母乳は血が赤く変化したものですから
授乳中は血の消耗が激しいです。

生理が始まった・・・
生理が始まりますと血がさらに消耗します。

筋肉の弾力は血の潤いによって保たれていますので
血の消耗が激しくなりますと、筋肉が硬くなります。

このような状態を「血不養筋」と言います。

女性は生理出産授乳などがあるために「血虚」の
体質傾向を持つ人が多いです。

明け方に足がつる(こむら返り)するのも女性が
ほとんどです。

こむら返りは血不足で起こる代表的症状です。

補血薬で代表的なものは・・・

四物湯ですね。

四物湯ベースで液剤の「婦宝当帰膠」という
甘くて飲みやすいお薬もあります。

胃腸の働きを整えて造血力も少し推進させようと
言う場合は「十全大補湯」があります。

四物湯+四君子湯+黄耆+桂皮

上記の構成が「十全大補湯」です。

授乳中で生理が始まって・・・ということですので、

腎精の補充をしてあげますと血の補充が
一段と効果的です。

「精血同源」の考え方ですね。

こういう場合は鹿茸製剤を足します。

鹿茸製剤は種類がたくさんあります。

「鹿茸大補湯」などが良いかもしれません。

鹿茸は強筋骨の作用も持ちますから、
筋肉の弾力を益す役目もします。

血に加えて陰津液も補いたい場合は・・・

「炙甘草湯」や「八味丸」「牛膝腎気丸」
などの使用も考えられます。

そして・・・

血が不足しておりますと、寒邪の影響を受けやすくなります。

「血虚受寒」と言います。

血が減っていて、その状態で寒邪が侵入しますと
筋肉がギューっと収縮して強い痛みが起こります。

こういう場合は・・・
当帰四逆加呉茱萸生姜湯など加えます。

背中の筋肉の収縮が強いようなら、一時的に
葛根湯や麻黄附子細辛湯などを加えて服用されると
効果的です。

膝痛ということになりますと・・・

膝のどの部分が痛いのかハッキリしませんが、

氣血が不足していて寒湿邪が侵入している場合も
考えられます。

こういう場合は・・・

独活寄生湯や疎経活血湯などを加えます。

胃腸が弱くて痰湿貯留傾向がある場合は

「五積散」「平胃散」などの使用も
考えられます。

上記のようにいろんなケースが考えられます。

良い効果を得ようとしますと、しっかり見極めて
自分自身に適合した配合の漢方薬を組み合わせて
服用される必要があります。

上記記述内容は・・・

血虚であって冷えている場合の考え方です。

血虚陰虚で、身体が熱っぽい場合・・・

また違った考え方で漢方薬を配合する必要があります。

陰虚傾向の場合は「杞菊地黄丸」ベースですね。

「杞菊地黄丸」は小粒で8丸服用のものもあるのですが、
蝋皮丸のものが断然良いです。

蝋皮丸はピンポン玉より少し小さいくらいの蝋のパッケージに
包んである黒い丸い大きな玉です。

これは筋肉の栄養として抜群ですね。

あまり冷えが関係してない場合はこちらが良いです。

四物湯+杞菊地黄丸 でも良いですね。

血流が悪くて瘀血もあるような場合は・・・

血府逐瘀丸を足します。

上記は代表的なタイプで考えています。

まだ他にも、いろんなタイプやケースが考えられます。

体質や状態にきちんと適合させて服用されることが
効き目を得る上でとても大切です。

きちんと見極めが出来ていなくて服用されますと
反って症状を悪化させる場合がありますので
注意が必要です。

特に寒タイプか熱タイプかの見極めが大切です。

使用する漢方薬が、全く逆の作用を持つものと
なりますので・・・
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手指がパンパンにむくんでゴワゴワして曲げ伸ばしがしにくい状態となり、1日に何回か強い痒み症状が現れます。かゆみが強いのでかきむしって皮膚を壊してしまいます。かきむしった部位から汁が流れ出てしまうとかゆみが治まります。手指の皮膚は硬くなって所々に割れ目が出来ます。以上の皮膚症状は陰的アトピー性皮膚炎の代表的症状です。陰的アトピーは、陽気不足のために水液が水蒸気の状態に気化出来ず、粘着質な痰湿が関節部位や皮下に貯留停滞してしまったことが根本的原因です。したがいまして基本的に冷やす(清熱する)アプローチをしてはいけません。黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯、白虎加人参湯などを使用してはいけません。このような処方を使用しますと悪化します。陰的アトピーは陽気を盛りたてて水液をしっかり気化させて痰湿が貯留停滞しないようにするアプローチが必須です。
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排卵障害を起こしている原因として・・・多嚢胞性卵巣症候群(PCO)というのがあります。卵胞の周りにべたべたした汚れが溜まってしまって殻が硬く肥厚してしまい殻を破って排卵することが出来ません。このような卵胞が数珠玉のように沢山出来て卵巣内部に存在しています。痰湿汚れ・湿熱汚れ・瘀血汚れ・寒凝固汚れ など種々の汚れが卵胞の周りに著中停滞してしまっています。したがいまして・・・これらの汚れを除去する方剤を使って継続的にアプローチをする必要があります。
卵巣がしっかり働いて卵胞を大きく成長させ正常に排卵させるためには・・・腎精が充足していることは必須です。そして脳から送られてくるホルモン情報の伝達に問題がないことも必須です。腎精を充足させるためには後天の精の補充が欠かせません。後天の精をしっかり補充するためには脾胃の働きがしっかりしていることが必要です。ホルモン情報の伝達に問題がある原因は精神的ストレスが溜まる=気血の流通が止まる→ホルモン情報がしっかり伝達されない。それから血液やリンパ液が汚れてよどんで流れが悪い状態になるとホルモン情報伝達に問題が生じます。血液やリンパ液を汚す原因は毎日の飲食生活の偏りです。こってり濃厚なものの摂取が多いと血液やリンパ液がドロドロ汚れてしまいます。漢方的アプローチとしては、①腎精の補充②気血の補充③脾胃の働きを活性化させて後天の精の生成力を強くする④精神的ストレスの開放(肝気鬱結の開放)⑤血液やリンパ液の汚れを除去する(食滞・痰湿・瘀血の除去)身体の陽気のパワーが弱くて冷える傾向にある場合は、陽気補充、身体で炎症が起こっていて熱っぽい場合は、清熱して炎症をとる・・・などお一人お一人の身体状況を見極めてしっかり排卵できるようにアプローチします。
妊活にとって大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。そしてさらにめでたく妊娠出産授乳子育てという段になっても大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。元気な赤ちゃんを出産して、出産後のお母さんも元気はつらつと授乳子育てが出来るということがとても大切なことです。そこのポイントに腎精の充足は欠かせません。産後うつ・産後に元気がでない・頭が空虚に感じてふらふらする・不眠・歯ががたがたしている・髪がパサパサして抜け毛が増える・目が弱ってチカチカまぶしい などは腎精の不足消耗が原因です。
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妊娠するためには正常に排卵していることは必須条件です。視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)とホルモン分泌連携が問題なく行われていますと排卵障害起こりません。①視床下部②下垂体③卵巣④卵胞膜 以上4つのポイントのどこかに異常が発生しますと正常な排卵が妨げられて排卵障害が起こります。①視床下部②下垂体 は脳の問題です。脳は「髄海」と言われます。腎精から髄が生じて髄は骨を滋養しています。そして髄が集まって「髄海」となります。脳「髄海」をしっかり機能させるためには、腎精が充足していることが大切です。そして腎精を充足させるためには後天の精をしっかり産生させることが大切です。後天の精は脾胃の働きによって生成されます。排卵障害が起きている場合は、脾胃、腎精、気血、肝の疎泄などに介入してホルモン分泌連携を正常化させるようにアプローチします。
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Author:桜の気の下で
兵庫県たつの市神岡町にて漢方専門薬局を開いています。
(そうめん資料館)そうめんの里のすぐ近くです。
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℡0791-65-2107
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