タイミングから始めてクロミッドなどで
様子を見て・・・

2013年に体外受精で2回移植されましたが
結果はどちらも陰性でした。

それが、さくら薬局で漢方薬を1年3カ月服用された
段階で自然妊娠されました。

2015年の9月に自然妊娠が分かり・・・
今現在(2016年年1月)妊娠24週を過ぎて順調に
経過されています。

初来店が2014年6月末頃です。

アトピー性皮膚炎のご相談で島根県から
通われていました。

この女性のアトピー性皮膚炎への漢方アプローチ記事は
こちらと こちらに あります。

現在38歳の女性です。

・・・・・

これまでの経過です。

2011年に卵巣の左側に12センチの嚢腫が見つかる。
右側は3センチの嚢腫が見つかる。

2011年5月、卵巣嚢腫の手術をされています。

そして卵巣嚢腫の再発を防ぐためにルナベルを服用されています。
ルナベル服用によってアトピー性皮膚炎が悪化されています。

2012年11月 卵巣の定期検診で・・・
病院の医師から基礎体温もしっかりしているし
ちゃんと排卵もしているけど、卵巣嚢腫で子供が
出来にくいかもと言われ不妊クリニックを紹介される。

最初はタイミングをして、その後、クロミッドなどで
様子を見る。嚢腫は右に2つできていて3センチが二個。

嚢腫の影響で排卵しにくい、排卵してもキャッチできない
ピックアップ障害の可能性もあり、

卵巣年齢は、45歳以上。
嚢腫と手術の影響で機能が落ちている
との診断。

左側の卵巣嚢腫は12センチと大きかったので
摘出手術によって卵巣がほぼ残っていない状態。

卵巣年齢が高いのので閉経が早いかもしれないので
早めのステップアップをして・・・

2013年2月から体外受精の準備に入る。

病院の医師より、採卵の質と数を良くするために
ルナベルを服用するように言われる。

以前にルナベルの副作用がきつかったので、
飲むのを躊躇されましたが、飲むように勧められたので
やむなくルナベルを服用される。

ルナベル服用後数日で、むくみ、皮膚乾燥がひどくなり
目も乾燥が激しく涙が出て痛くなり、心臓も痛くなる・・・

そのためルナベルの服用を中止される。

次にジュリナとデュファストンを代わりに服用される。

こちらの薬はルナベルよりは副作用がまし・・・

それでも乾燥やむくみが強く現れて、
1カ月ほど服用したところ・・・
指輪が入らない、肌が少し悪化、眉毛が半分抜ける。

3月になって自己注射で誘発、少し副作用がみられた。
節々が痛い、肌にも出る。

3個採卵出来て3個とも受精成功。

うち1個を子宮に移植、1個は途中で停止、1個は胚盤胞になり
凍結保存する。

移植の際、プレドニンを使用、肌が一時的に劇的に良くなるが
飲み終わったら、ひどく悪化。

移植した結果は陰性。

1カ月休んで、ホルモン補充周期で5月に胚盤胞を移植
エストラーナテープが合わなくて、肌に出る。
顔が真っ赤になり、肩とおなかと腕にブツブツ、乾燥

今回もプレドニンを使用。また悪化。

完全に眉毛がほぼなくなってくる。
ちょうど眉毛のあたりがかゆい。
寝汗もこのころから酷くなる。

移植の結果は陰性。

受精卵は2個ともグレードが良く、病院の医師も
なぜこれで妊娠しないか不思議との見解。

薬漬けで疲れたので、夏は弱いし、秋までお休み・・・

病院の医師から、その間、卵巣を落ち着かせたいから
ディナゲスを飲むように勧められるが、抵抗があり
飲みたくない・・・

以上がこれまでの経緯です。

・・・・・

さくら薬局への初来店が2014年6月末ごろです。

病院での不妊治療(体外受精)の過程で・・・
ルナベル、ジュリナ、デュファストン、プレドニン
エストラーナテープなどのホルモン剤を順次使用された結果、
アトピー性皮膚炎が再燃悪化されています。

そしてこれ以上
続けて病院での不妊治療を続けるのが困難な状況と
なられていました。

そしてアトピー性皮膚炎が悪化されたので
皮膚症状の改善も望まれていました。

こちらの女性のアトピー性皮膚炎は・・・

肝鬱湿熱陰虚血熱型です。

動きの悪い粘着質な湿熱が皮下に貯留停滞しています。
湿熱の停滞によって気流が妨げられるので鬱熱も発生
しています。

熱盛のために、皮ふ表面の乾燥が激しくなります。
湿熱が津液の流通を阻害するために皮膚表面に津液が
流入しないために皮膚表面の乾燥するという側面も
あります。

熱盛のために肝腎の陰血が乾燥消耗してゆきます。
そして熱が血中に移行して血熱となります。

湿熱+陰虚+血熱というスパイラルが因果をなして
それぞれがそれぞれに対して病態悪化を助長させて
しまいます。

立位の状態で長時間居ると尿の出が悪い・・・
横になって身体をマッサージすると排尿が促進される・・・
車に乗って適度に揺られていると尿の出がとても良い・・・

このような特徴的な症状があります。

もともと気の動きが悪くて津液が貯留停滞しやすいという
体質的特徴です。

これは先天的なものかもしれません。

湿熱が貯留停滞する本質的問題かもしれません。

ですので気流の動きを促進活性化するアプローチが
必須です。

気流の促進、清熱利湿、腎陰腎精の補充、
心肝の陰血補充、清熱涼血・・・

などの多角的アプローチが必要です。

これらのアプローチはアトピー性皮膚炎の改善にとっても
必須ですが、

妊娠出産力を強化するためにも必須です。

すべての病気は気血津液精の不足及び
気血津液精の流通不全によって生じます。

アトピー性皮膚炎であっても、不妊不育症であっても
同様なことが言えます。

分かりやすい言葉で言いますと、妊娠出来ない状態
妊娠しても育たない状態とは・・・

自分自身が持っている生命力が減弱している(生命力不足)

生命力が子宮や卵巣へ流通循環していない(流通不全)

これはアトピー性皮膚炎であっても同様なことが言えます。

皮膚表面への潤い物質の流通が湿熱などによって阻害されている。

皮膚を潤すための潤い物質が不足しているために皮ふが乾燥する。

簡潔に表現しますと・・・不足+流通循環不全 です。

すべての病気や症状は不足+流通循環不全で起きるのです。

卵巣嚢腫が出来て切り取ってもまた再発する・・・

湿熱や瘀血が身体内部に存在するためにそれが
卵巣内部に停滞する。

切り取っても湿熱や瘀血の存在が無くならない限り
また再発するということになります。

湿熱や瘀血が存在しますと卵巣の正常な働きを阻害します。
卵巣に湿熱や瘀血が存在するということは子宮内部でも
同様な状態が起こりやすいと考えられます。

そして肝腎の精血陰血の不足です。

新たな生命を誕生させるためのエネルギーや栄養ですね。
充分な生命力を持っている必要があります。

再度述べますが・・・

気流の促進、清熱利湿、腎陰腎精の補充、
心肝の陰血補充、清熱涼血・・・

これらのアプローチはアトピー性皮膚炎の改善にとっても
妊娠出産力の強化にとってもどちらにも必須なアプローチです。

不妊の女性は冷え症で陽気不足のタイプが多いですが、

こちらの女性ではオーバーヒートぎみですのでクールダウン
させてあげる必要があります。

皮膚熱も同時にクールダウンです。

腎陰腎精を強力に補充して虚熱を冷ますものとして
亀板、鼈甲、阿膠、などの動物性生薬の配合された
ものが有効です。

上記動物性生薬の配合された腎陰腎精を補充するものを
使用しながら、同時に貯留停滞する湿熱を気流を促進させる
ことを原動力にしてしっかり排除して、卵巣子宮へ綺麗な
気血精をしっかり流通循環させる・・・

以上のアプローチを根気強く続けることが良い結果に
繋がったのです。

ご本人さん的には、年齢的なものと卵巣嚢腫があるなどで
自然妊娠はなかなか難しいという思いをお持ちだったようです。

漢方薬で体質を強化改善しながらどこかのタイミングで
また体外受精などの手助けを受けないと妊娠は難しいかなと
いう思いをお持ちだったようですが・・・

みごとに自然妊娠されて、今現在妊娠24週目を過ぎて
おなかもどんどん大きくなって胎動もありとても順調な
状態です。

おなかの赤ちゃんの状態や動きが分かるエコー3D動画
などを送ってくださって感動のおすそ分けも
いただいています。
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学校保健委員会での講話・・・「冷えと漢方」という演題でお話しました。女性は特に冷え症の悩みのある人が多いと思います。冷えの基本体質は陽虚(陽気不足)なのですがそこからスパイラルのように種々の枝葉が拡がって冷えが悪化してゆきます。そして冷えはすなわち生命力不足と同義ですので、冷え体質(陽虚体質)は種々の病気を引き起こす大きな原因となります。今回は冷えスパイラルの要点を述べます。
NEW Topics
排卵障害を起こしている原因として・・・多嚢胞性卵巣症候群(PCO)というのがあります。卵胞の周りにべたべたした汚れが溜まってしまって殻が硬く肥厚してしまい殻を破って排卵することが出来ません。このような卵胞が数珠玉のように沢山出来て卵巣内部に存在しています。痰湿汚れ・湿熱汚れ・瘀血汚れ・寒凝固汚れ など種々の汚れが卵胞の周りに著中停滞してしまっています。したがいまして・・・これらの汚れを除去する方剤を使って継続的にアプローチをする必要があります。
卵巣がしっかり働いて卵胞を大きく成長させ正常に排卵させるためには・・・腎精が充足していることは必須です。そして脳から送られてくるホルモン情報の伝達に問題がないことも必須です。腎精を充足させるためには後天の精の補充が欠かせません。後天の精をしっかり補充するためには脾胃の働きがしっかりしていることが必要です。ホルモン情報の伝達に問題がある原因は精神的ストレスが溜まる=気血の流通が止まる→ホルモン情報がしっかり伝達されない。それから血液やリンパ液が汚れてよどんで流れが悪い状態になるとホルモン情報伝達に問題が生じます。血液やリンパ液を汚す原因は毎日の飲食生活の偏りです。こってり濃厚なものの摂取が多いと血液やリンパ液がドロドロ汚れてしまいます。漢方的アプローチとしては、①腎精の補充②気血の補充③脾胃の働きを活性化させて後天の精の生成力を強くする④精神的ストレスの開放(肝気鬱結の開放)⑤血液やリンパ液の汚れを除去する(食滞・痰湿・瘀血の除去)身体の陽気のパワーが弱くて冷える傾向にある場合は、陽気補充、身体で炎症が起こっていて熱っぽい場合は、清熱して炎症をとる・・・などお一人お一人の身体状況を見極めてしっかり排卵できるようにアプローチします。
妊活にとって大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。そしてさらにめでたく妊娠出産授乳子育てという段になっても大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。元気な赤ちゃんを出産して、出産後のお母さんも元気はつらつと授乳子育てが出来るということがとても大切なことです。そこのポイントに腎精の充足は欠かせません。産後うつ・産後に元気がでない・頭が空虚に感じてふらふらする・不眠・歯ががたがたしている・髪がパサパサして抜け毛が増える・目が弱ってチカチカまぶしい などは腎精の不足消耗が原因です。
「Tash Sultana」すごいアーティスト発見 ユーチューブ
妊娠するためには正常に排卵していることは必須条件です。視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)とホルモン分泌連携が問題なく行われていますと排卵障害起こりません。①視床下部②下垂体③卵巣④卵胞膜 以上4つのポイントのどこかに異常が発生しますと正常な排卵が妨げられて排卵障害が起こります。①視床下部②下垂体 は脳の問題です。脳は「髄海」と言われます。腎精から髄が生じて髄は骨を滋養しています。そして髄が集まって「髄海」となります。脳「髄海」をしっかり機能させるためには、腎精が充足していることが大切です。そして腎精を充足させるためには後天の精をしっかり産生させることが大切です。後天の精は脾胃の働きによって生成されます。排卵障害が起きている場合は、脾胃、腎精、気血、肝の疎泄などに介入してホルモン分泌連携を正常化させるようにアプローチします。
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桜の気の下で

Author:桜の気の下で
兵庫県たつの市神岡町にて漢方専門薬局を開いています。
(そうめん資料館)そうめんの里のすぐ近くです。
さくら薬局
℡0791-65-2107
マウスオン→ 




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