口が苦い、口の中がネトネトする という状態
になられている人がいらっしゃいます。
特に朝、起床時にこのような状態のなっていることが
多いようです。

このような状態になられている方は、胃腸の調子が
良くない人が多いです。

湿熱という病理的産物が胃腸に貯留停滞している場合に・・・
口が苦い、口の中がネトネトして気持ち悪いなどという
症状が現れます。

胃腸不調を訴えて、ご相談にみえる方の中に、
このような症状になられている方がいらっしゃいます。

そして、この症状はなかなか難治性です。

湿(陰邪)と熱(陽邪)が合体したものが湿熱です。

真逆の性質を持ったものが合体している
というのが湿熱です。

湿は温めて気化させて動きを活性化させて排出させます。

しかし、過剰に温めすぎますと熱が助長されて
強くなってしまいます。

熱を消すには清熱が必要ですが、清熱が強すぎますと、
湿の動きが悪くなって排除が困難になります。

ですから、適度に温めて適度に清熱するというバランスを
考えながらの対応が必要になるわけです。

そして・・・

湿熱では湿の量的な多さ、熱の量的な強さ についても
考えなければなりません。

それから、湿と熱の割合も考える必要があります。

湿<熱 なのか 湿>熱 なのか 湿=熱 なのか

以上のようにいろんな角度からアプローチのやり方を
考えなければなりません。

湿<熱 の場合は、多くは便秘傾向になります。

このパターンは結構アプローチしやすいのです。

強く排便を促すアプローチが可能で、それがすなわち
湿熱の排除を促します。

便秘傾向の方は胃腸が虚していないので、排便を促す
強いアプローチが有効です。

しかし・・・

湿>熱 のパターンの方は、なかなかアプローチが
難しいのです。

こちらのタイプの方は、胃腸が虚していて、
軟便下痢傾向になっている方が多いです。

ですから、排便を促すアプローチは不可です。

袪湿、化湿、淡滲利水 などのアプローチで
穏やかに湿を排除すると共に適度な清熱も
必要になります。

胃腸が虚弱になっていますので、健脾させる
ことも考慮しなければなりません。

湿>熱 のパターンの湿熱へのアプローチは
なかなかに手ごわいというのが実感です。

腰を据えて、じっくり時間をかけてアプローチを
工夫しながら継続した対応をする必要があります。

中には、寒湿ぎみだったのがアプローチしているうちに
湿熱(湿>熱)に変化していくものもあります。

体質は陽虚だけれど、貯留停滞が部分的に湿熱になっている
という場合もあります。

湿邪は粘着質な性質ですので、根気強くアプローチして
いかないと簡単には除去できません。

湿>熱のパターンの人は長期にわたる根気強い対応が必須です。
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女性に特有な便秘の形態で「ウサギのうんちのようなコロコロ便」というのがあります。女性は便秘ぎみの方が多いのですが、コロコロ便が出ると言われる方がとても多いです。コロコロ便は「陰血不足」によって腸管の潤いが不足すると出現する便秘の形態ですが・・・「陰血不足」という単一の原因で便秘になっている方はそう多くはありません。ほとんどの場合が「陰血不足」「元気不足」「陽気不足」「肝気鬱結」など多種の原因が重なることで便秘になられている場合が多いです。貧血、低血圧、低体温、精神的緊張などの状態が便秘を引き起こしているということです。便秘に対するアプローチ法も単一ではありません。一人一人に適合させたアプローチが必須です。
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排卵障害を起こしている原因として・・・多嚢胞性卵巣症候群(PCO)というのがあります。卵胞の周りにべたべたした汚れが溜まってしまって殻が硬く肥厚してしまい殻を破って排卵することが出来ません。このような卵胞が数珠玉のように沢山出来て卵巣内部に存在しています。痰湿汚れ・湿熱汚れ・瘀血汚れ・寒凝固汚れ など種々の汚れが卵胞の周りに著中停滞してしまっています。したがいまして・・・これらの汚れを除去する方剤を使って継続的にアプローチをする必要があります。
卵巣がしっかり働いて卵胞を大きく成長させ正常に排卵させるためには・・・腎精が充足していることは必須です。そして脳から送られてくるホルモン情報の伝達に問題がないことも必須です。腎精を充足させるためには後天の精の補充が欠かせません。後天の精をしっかり補充するためには脾胃の働きがしっかりしていることが必要です。ホルモン情報の伝達に問題がある原因は精神的ストレスが溜まる=気血の流通が止まる→ホルモン情報がしっかり伝達されない。それから血液やリンパ液が汚れてよどんで流れが悪い状態になるとホルモン情報伝達に問題が生じます。血液やリンパ液を汚す原因は毎日の飲食生活の偏りです。こってり濃厚なものの摂取が多いと血液やリンパ液がドロドロ汚れてしまいます。漢方的アプローチとしては、①腎精の補充②気血の補充③脾胃の働きを活性化させて後天の精の生成力を強くする④精神的ストレスの開放(肝気鬱結の開放)⑤血液やリンパ液の汚れを除去する(食滞・痰湿・瘀血の除去)身体の陽気のパワーが弱くて冷える傾向にある場合は、陽気補充、身体で炎症が起こっていて熱っぽい場合は、清熱して炎症をとる・・・などお一人お一人の身体状況を見極めてしっかり排卵できるようにアプローチします。
妊活にとって大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。そしてさらにめでたく妊娠出産授乳子育てという段になっても大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。元気な赤ちゃんを出産して、出産後のお母さんも元気はつらつと授乳子育てが出来るということがとても大切なことです。そこのポイントに腎精の充足は欠かせません。産後うつ・産後に元気がでない・頭が空虚に感じてふらふらする・不眠・歯ががたがたしている・髪がパサパサして抜け毛が増える・目が弱ってチカチカまぶしい などは腎精の不足消耗が原因です。
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妊娠するためには正常に排卵していることは必須条件です。視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)とホルモン分泌連携が問題なく行われていますと排卵障害起こりません。①視床下部②下垂体③卵巣④卵胞膜 以上4つのポイントのどこかに異常が発生しますと正常な排卵が妨げられて排卵障害が起こります。①視床下部②下垂体 は脳の問題です。脳は「髄海」と言われます。腎精から髄が生じて髄は骨を滋養しています。そして髄が集まって「髄海」となります。脳「髄海」をしっかり機能させるためには、腎精が充足していることが大切です。そして腎精を充足させるためには後天の精をしっかり産生させることが大切です。後天の精は脾胃の働きによって生成されます。排卵障害が起きている場合は、脾胃、腎精、気血、肝の疎泄などに介入してホルモン分泌連携を正常化させるようにアプローチします。
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桜の気の下で

Author:桜の気の下で
兵庫県たつの市神岡町にて漢方専門薬局を開いています。
(そうめん資料館)そうめんの里のすぐ近くです。
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℡0791-65-2107
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