ここのところ胃腸の不調について述べていますが・・・

排便が良いか悪いのかは胃腸の状態の良し悪しの
バロメーターと言えます。

トイレに行ったときに、バナナ状の大便が気持ちよく
すっきりと排便が出来るというのが最も良い状態です。

理想的には毎日、気持ち良い排便があるのが良いのです。

一日に2~3回排便があっても、排便状態が悪くなければ
それは問題ありあません。

二日に1回くらいのペースであっても気持ちよく排便出来て
いれば、それも問題はないでしょう。

大便がバナナ状ですっぽりスキッと気持ちよく残便感がなく
爽快な気分で排便が出来ていれば、まず問題はありません。

良くない排便状態は・・・

数日も排便が出ない、排便があってもスッキリとスムーズに
気持ちよく排便が出来ない、排便に非常に時間がかかる
残便咸があってすっきりしない、大便が硬くて肛門が切れる
大便が硬くて便秘薬などを使用しないと排便できない。
以上、便秘の状態です。

便秘の逆で軟便下痢というのも問題ですが・・・
今回は便秘について述べたいと思います。

女性は便秘のお悩みが非常に多いです。

そして女性の便秘では、
「ウサギのうんち」のようなコロコロ便が出ると言われる方が
結構多くいらっしゃいます。

男性でコロコロ便が出るという方はほとんどありません。
(まれに男性でもコロコロ便の方はありますが・・・)

コロコロ便は女性特有の便秘の状態だと言えます。

そして、生理前に便秘がひどくなる人はとても多いです。

女性は、毎月の生理で血を消耗しています。
したがって「陰血不足」になっている方が多いのです。

貧血、低血圧、低体温・・・という女性は多いですね。

「陰血不足」「元気不足」「陽気不足」の状態であるために
貧血、低血圧、低体温 という体質になっています。

女性は生理で血を失いますから、それを毎日の食生活で
しっかり補充しておかなければならないのですが、

偏食傾向の方が多くて、そのために血の補充が出来ていない
どころか、血不足を助長させていることも多いのです。

それから、仕事場が寒くて冷える環境であったり
口にする食べ物飲み物が「生冷物」に偏っている
という傾向も多見されます。

以上のような原因によあって
「陰血不足」「元気不足」「陽気不足」の体質に
なっている方が多いように思います。

それから・・・

現代社会はストレス社会です。
仕事を持たれている女性では、神経をピリピリと緊張させて
仕事をしている方が多いのです。

こういう状態を「肝気鬱結」と言います。

精神的な緊張は精神だけでなく身体の各所を緊張させて
しまいます。

腸管が堅く緊張してしまいますと、どうなるでしょう?

大便をスムーズに押し出すことが出来なくなります。

排便状態を悪くする原因が一つではなくて、
何種類もの原因が重なることで、便秘になっている
ということなのです。

そしてまた、

以上述べた、便秘を引き起こす多種の原因の比重が
一人一人違っています。

「陰血不足」「元気不足」「陽気不足」「肝気鬱結」

の原因の比重が違うということです。

比重が違えば、アプローチ方法も異なります。

例えば「肝気鬱結」がメインの原因になっている場合ですと

交感神経が亢進してオーバーヒートしている場合もあります。

こういう場合は、大黄などの清熱作用を持つ生薬が配合された
方剤の使用が可ですが・・・

「元気不足」や「陽気不足」が主原因となっている便秘の
場合には・・・

清熱力(冷やす作用のある)のある大黄などが配合された
処方を使用することは、慎重にならないといけません。

大黄甘草湯などは一般に販売されている漢方便秘薬などで
使用されていることが多いのですが、

便秘だからと言って、どのようなタイプにも合うものでは
ありません。

合わないタイプの人が使用し続けますと、胃腸を弱らせてしまって
便秘をひどくしてしまうこともありますから注意が必要です。

体質をきっちり見極めて・・・

「陰血補充」「元気補充」「陽気補充」「疏肝理気」の
配合バランスをしっかり取ったアプローチが必須です。
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「コロコロ便」は女性に多い便秘の形態です。そして「コロコロ便」は全身の陰血不足を現している場合が多いです。ですから「コロコロ便体質」では、全身に種々の陰血不足症状が出現します。いろんな目の症状、爪がもろい、こむら返りしやすい、髪の悩み、皮膚が乾燥する、唇が乾燥する、精神的に不安定(イライラ・落ち込み)立ちくらみめまいふらつき、頭がぼーっとする、不眠症状、夢ばかり見る、物忘れしやすい、生理不順、生理血量が減っている、生理血量が多すぎる、生理前~生理中にとても眠い、不妊不育症 など・・・漢方的アプローチとしては、単に陰血補充するだけでは対症療法的な対応になりますので、陰血を生成させるパワーを補充したり全身にしっかり循環させるなどのアプローチが必須となります。
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排卵障害を起こしている原因として・・・多嚢胞性卵巣症候群(PCO)というのがあります。卵胞の周りにべたべたした汚れが溜まってしまって殻が硬く肥厚してしまい殻を破って排卵することが出来ません。このような卵胞が数珠玉のように沢山出来て卵巣内部に存在しています。痰湿汚れ・湿熱汚れ・瘀血汚れ・寒凝固汚れ など種々の汚れが卵胞の周りに著中停滞してしまっています。したがいまして・・・これらの汚れを除去する方剤を使って継続的にアプローチをする必要があります。
卵巣がしっかり働いて卵胞を大きく成長させ正常に排卵させるためには・・・腎精が充足していることは必須です。そして脳から送られてくるホルモン情報の伝達に問題がないことも必須です。腎精を充足させるためには後天の精の補充が欠かせません。後天の精をしっかり補充するためには脾胃の働きがしっかりしていることが必要です。ホルモン情報の伝達に問題がある原因は精神的ストレスが溜まる=気血の流通が止まる→ホルモン情報がしっかり伝達されない。それから血液やリンパ液が汚れてよどんで流れが悪い状態になるとホルモン情報伝達に問題が生じます。血液やリンパ液を汚す原因は毎日の飲食生活の偏りです。こってり濃厚なものの摂取が多いと血液やリンパ液がドロドロ汚れてしまいます。漢方的アプローチとしては、①腎精の補充②気血の補充③脾胃の働きを活性化させて後天の精の生成力を強くする④精神的ストレスの開放(肝気鬱結の開放)⑤血液やリンパ液の汚れを除去する(食滞・痰湿・瘀血の除去)身体の陽気のパワーが弱くて冷える傾向にある場合は、陽気補充、身体で炎症が起こっていて熱っぽい場合は、清熱して炎症をとる・・・などお一人お一人の身体状況を見極めてしっかり排卵できるようにアプローチします。
妊活にとって大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。そしてさらにめでたく妊娠出産授乳子育てという段になっても大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。元気な赤ちゃんを出産して、出産後のお母さんも元気はつらつと授乳子育てが出来るということがとても大切なことです。そこのポイントに腎精の充足は欠かせません。産後うつ・産後に元気がでない・頭が空虚に感じてふらふらする・不眠・歯ががたがたしている・髪がパサパサして抜け毛が増える・目が弱ってチカチカまぶしい などは腎精の不足消耗が原因です。
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妊娠するためには正常に排卵していることは必須条件です。視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)とホルモン分泌連携が問題なく行われていますと排卵障害起こりません。①視床下部②下垂体③卵巣④卵胞膜 以上4つのポイントのどこかに異常が発生しますと正常な排卵が妨げられて排卵障害が起こります。①視床下部②下垂体 は脳の問題です。脳は「髄海」と言われます。腎精から髄が生じて髄は骨を滋養しています。そして髄が集まって「髄海」となります。脳「髄海」をしっかり機能させるためには、腎精が充足していることが大切です。そして腎精を充足させるためには後天の精をしっかり産生させることが大切です。後天の精は脾胃の働きによって生成されます。排卵障害が起きている場合は、脾胃、腎精、気血、肝の疎泄などに介入してホルモン分泌連携を正常化させるようにアプローチします。
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桜の気の下で

Author:桜の気の下で
兵庫県たつの市神岡町にて漢方専門薬局を開いています。
(そうめん資料館)そうめんの里のすぐ近くです。
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℡0791-65-2107
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