二人目の妊娠を希望され・・・
さくら薬局の漢方薬を服用されて妊娠出産されました。

赤ちゃんはすくすく成長しておられます。

しかし・・・

出産後の体調不良になって、それを何とかしたいということで
ご相談を受けました。

平成28年12月初旬に来店されています。

34歳の女性です。

産後からずっと身体が非常に疲れやすい状態が続いています。
授乳等で夜間、何度も起きないといけません。

不安感が強くて夜眠れないというのもあります。
いつも何かに追われ、じっとしているとドキドキして
怖くなってきます。

以下のように精神的ストレスがたまることが多いです。

精神的な緊張、プレッシャーを強く感じます。
気分が落ち込んだり泣きたくなったりします。
イライラしたり怒りっぽくなることもあります。
ストレスがたまったときは顔がカーッと熱くなります。

みぞおちの辺りが詰まる感じが頻繁にあります。

以上のように、授乳子育て精神的ストレスなどの影響で
夜しっかり眠ることが出来ません。

そのせいで慢性的に睡眠不足で疲れが抜けなくて
過労状態になっています。

頻繁に頭全体がガンガン割れるように痛みます。
吐き気がすることもあります。耳鳴りがすることもあります。

夕方ごろになるといつも肩こりが強くなります。
両足の親指が時々しびれます。

すぐに風邪を引いたり、胃腸炎になったりして
(胃液の逆流、胸焼け、胃痛、吐き気など)
元気に過ごせる日が少ないです。

少し食べるとおなかいっぱいになります。

食後の胃もたれが時々あります。(食後1時間くらい)
おなかがキュルキュルと音が鳴りやすいです。

起床時に口の中がネトネトして口が苦いこともあります。

お通じは便秘でコロコロ便の状態です。

夕方には足がむくみます。

鼻炎症状もあって朝方、クシャミ鼻水が多いです。

おしっこが近くて排尿回数が日中7~8回はあります。

めまい立ちくらみが時々あります。

髪が細くて抜け毛や白髪が気になります。

手の指や下半身がすごく冷えます。

口や咽が渇きます。
起床時はのどがカラカラに乾いています。

フェイスラインにニキビが出来て化膿します。

目の下の皮膚が赤く乾燥していてひりひりします。

手の指はあかぎれが切れてひび割れています。

以上のような体調不良状態が産後からずっと
続いています。

こちらの女性は・・・

お二人目の妊娠希望でご相談を受けていた時から
だいたい同じような体質を持っておられました。

特に冷え性がひどくて、冬場は足が冷えて寝付けない。

生理前のイライラ、めまいだるさが強い。

生理不順で生理痛が強い。
痛み止めを飲まないと寝れない時がある。
生理血がレバー状の塊が多い。

体調を崩しやすくて、風邪を繰り返している。

こちらの女性の体調を漢方的に分析しますと・・・

胃腸の機能低下があります。脾気虚

便秘でコロコロ便でのどがカラカラに乾くという状態
になっていますので、陰不足も顕著です。

陰不足は産後、顕著に強く現れています。

もともと血不足は顕著でしたが、
出産授乳睡眠不足などの影響で潤い物質(心肝腎の陰)が
消耗しているようです。

精神不安定でストレスが溜まりやすい状態に
なっていますので、神経疲労(肝気鬱結)による
陰血消耗もあるようですが、逆に陰血消耗があるために
肝気鬱結が起きやすいともいえます。悪循環になっています。

胃腸の機能低下を引き起こしている原因は・・・
毎日の飲食に問題があるからです。

毎日のお茶の時間に・・・
コーヒー、チョコレート、スナック菓子、果物 など

そして、冬でも飲み物が、麦茶です。
麦茶(身体を冷やす飲み物)は夏の飲み物ですね。

パン食が多い。(菓子パン・食パン)

アイスクリームやくだもの、生野菜、生魚(さしみ)

肉類や揚げ物などが多い。

穀物(お米)の摂取が少ない。

以上のような食生活です。

胃腸を冷すものや胃腸に負担をかけてしまって
胃腸を弱らせるものが多いですね。

ですから、胃腸機能が低下して、胃腸の不良症状が
発生しやすいのです。

胃腸状態が悪化しますと、消化吸収がうまく行かなくなって
必要なパワーや栄養物質(気血精)の生成が不十分になって
しまいます。

その結果・・・気血精不足体質となります。

産後で授乳があり夜の寝不足、ストレスがたまる
などで陰血が消耗している上に胃腸状態が悪くて
気血精の生成が不十分ですから、体調悪化は
避けられません。

胃腸を冷すものを多食しますと、胃腸が冷えて
全身の陽気も減弱してしまいます。

陽気が減弱しますと、水が気化されなくなって
不要な水湿が貯留停滞してむくみや鼻炎などが
現れます。

胃腸がキュルキュル鳴って吐き気も現れます。

血が冷えて寒凝血瘀にもなりやすくなります。

漢方的アプローチ・・・

気虚、血虚、陰虚、がありますから
捕気血、滋陰
心肝の血をしっかり補充する。
肝腎の陰血をしっかり補充する。

食滞や痰湿貯留があって胃腸機能が低下していますから
食滞や痰湿を除去する。そして補気健脾する。

産後で消耗が激しい方の場合は・・・
腎精の補充も必須です。

脾腎が冷えていますからそちらの配慮も必要ですが・・・

冷え症状(痰湿貯留も含む)と熱症状(乾燥症状)が
混在していますので方剤の配合バランスを考えないといけません。

痰湿の除去もしながら養血滋陰もするということです。
うまくバランスを取らないといけません。

それからこちらの女性は・・・

二人目不妊の相談の時に、食生活の全面的な見直しが
必要であってそれでないと体調悪化が避けられないことを
しっかりご説明していたのですが・・・

やはりと言いますか・・・

しばらくすると忘れて同じような食生活に戻っておられましたので
そこのところを口を酸っぱくしてお話しましたところ
その辺りはしっかり改善されました。

子育て授乳中ですから、寝不足は避けられない状態なので
その辺りのマイナス面は致し方ないところですが

複合方剤の漢方薬を服用されて・・・

2週間もしないうちに体調全般的にとても良い状態に
改善されてきました。

「頭痛がしなくなったのがとても良い」と喜んでおられます。

胃腸状態改善してすごくおなかが空いて食欲が出てきました。
食べ過ぎたら怖いからセーブしているとのことです。

火を通した煮物中心の和食だったら大丈夫だから
消耗した体を立て直すにはしっかり食べことが大切である
ことをご説明して、実行されています。

コロコロ便だったお通じも不通便で気持ちよく出るように
なられています。

カラカラにのどが渇いていた状態も気にならないくらいに
改善されています。

ご家族の方からは・・・

「顔色が良くなって元気になってきたね」と言われるそうです。

ご本人さんも「肌艶が良くなって化粧乗りが良いし、
髪の毛の張りが出てしっとりしてきた」と
言われています。

食生活の改善+複合方剤の漢方アプローチが奏功しています。

平成29年2月現在も継続服用中です。
NEXT Entry
特に朝方~起床時に、かかとが痛い、股関節が痛い、腰痛、頭痛、こめかみ痛、目の奥の痛み、首肩背中が痛い、筋肉が硬くなっている、足がつる(こむら返り)足がしびれる、みぞおちが痛い(その裏側が痛い)昼夜の寒暖差が大きくなる秋は上記の症状が発現しやすいです。特に女性、生理期の女性、産後の女性は注意が必要です。中高年の女性も注意が必要です。ゴルフやマラソン、登山などで足を酷使する人も注意が必要です。痛み、しびれ、筋肉のつり などが起こる原因は「陰血不足(消耗)」の状態になっているところに、夜間~朝方に筋肉が冷やされて硬くなり凝固(寒固)してしまうことが原因です。漢方では、筋肉を温めて柔らかくさせ、血液を温めて気血の流れを促進することで諸症状を緩和させるようにアプローチします。
NEW Topics
排卵障害を起こしている原因として・・・多嚢胞性卵巣症候群(PCO)というのがあります。卵胞の周りにべたべたした汚れが溜まってしまって殻が硬く肥厚してしまい殻を破って排卵することが出来ません。このような卵胞が数珠玉のように沢山出来て卵巣内部に存在しています。痰湿汚れ・湿熱汚れ・瘀血汚れ・寒凝固汚れ など種々の汚れが卵胞の周りに著中停滞してしまっています。したがいまして・・・これらの汚れを除去する方剤を使って継続的にアプローチをする必要があります。
卵巣がしっかり働いて卵胞を大きく成長させ正常に排卵させるためには・・・腎精が充足していることは必須です。そして脳から送られてくるホルモン情報の伝達に問題がないことも必須です。腎精を充足させるためには後天の精の補充が欠かせません。後天の精をしっかり補充するためには脾胃の働きがしっかりしていることが必要です。ホルモン情報の伝達に問題がある原因は精神的ストレスが溜まる=気血の流通が止まる→ホルモン情報がしっかり伝達されない。それから血液やリンパ液が汚れてよどんで流れが悪い状態になるとホルモン情報伝達に問題が生じます。血液やリンパ液を汚す原因は毎日の飲食生活の偏りです。こってり濃厚なものの摂取が多いと血液やリンパ液がドロドロ汚れてしまいます。漢方的アプローチとしては、①腎精の補充②気血の補充③脾胃の働きを活性化させて後天の精の生成力を強くする④精神的ストレスの開放(肝気鬱結の開放)⑤血液やリンパ液の汚れを除去する(食滞・痰湿・瘀血の除去)身体の陽気のパワーが弱くて冷える傾向にある場合は、陽気補充、身体で炎症が起こっていて熱っぽい場合は、清熱して炎症をとる・・・などお一人お一人の身体状況を見極めてしっかり排卵できるようにアプローチします。
妊活にとって大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。そしてさらにめでたく妊娠出産授乳子育てという段になっても大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。元気な赤ちゃんを出産して、出産後のお母さんも元気はつらつと授乳子育てが出来るということがとても大切なことです。そこのポイントに腎精の充足は欠かせません。産後うつ・産後に元気がでない・頭が空虚に感じてふらふらする・不眠・歯ががたがたしている・髪がパサパサして抜け毛が増える・目が弱ってチカチカまぶしい などは腎精の不足消耗が原因です。
「Tash Sultana」すごいアーティスト発見 ユーチューブ
妊娠するためには正常に排卵していることは必須条件です。視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)とホルモン分泌連携が問題なく行われていますと排卵障害起こりません。①視床下部②下垂体③卵巣④卵胞膜 以上4つのポイントのどこかに異常が発生しますと正常な排卵が妨げられて排卵障害が起こります。①視床下部②下垂体 は脳の問題です。脳は「髄海」と言われます。腎精から髄が生じて髄は骨を滋養しています。そして髄が集まって「髄海」となります。脳「髄海」をしっかり機能させるためには、腎精が充足していることが大切です。そして腎精を充足させるためには後天の精をしっかり産生させることが大切です。後天の精は脾胃の働きによって生成されます。排卵障害が起きている場合は、脾胃、腎精、気血、肝の疎泄などに介入してホルモン分泌連携を正常化させるようにアプローチします。
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

桜の気の下で

Author:桜の気の下で
兵庫県たつの市神岡町にて漢方専門薬局を開いています。
(そうめん資料館)そうめんの里のすぐ近くです。
さくら薬局
℡0791-65-2107
マウスオン→ 




さくら薬局ホームページへ移動する

カテゴリ
最新記事
かわいい「ハムちゃん」
上の窓から1分置きに・・・
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top