コメント欄に「胸脇苦満」の状態についてのご質問が
ありあましたので・・・記します。

「胸脇苦満」は、みぞおちから右側へ肋骨の縁に沿って
ちょっと移動した辺りが充満して痛いという病態です。
じっとしていても痛いが、そこをギュッと押すと
ウッという感じで痛みが強くなります。

どうしてそのような症状が発現するかですが・・・

風邪を引いて、スッキリ治らずにこじれてしまって
少陽病の状態になりますと、「胸脇苦満」症状が
現れます。

風邪の初期は体表部から侵入します。
この時は葛根湯などで体外へ発汗させて
追い出すようにアプローチします。

しかしその時期をすぎて身体内部に侵入しますと
半表半裏という部位に病邪が入ってきます。
少陽三焦と呼ばれる部位なのですが、

この部位は衛気と津液が流通している部位です。

気血が旺盛で免疫力が強い状態であれば、
病邪が少陽三焦に侵入することはありません。

正気レベルが低下して防衛力不足になって
いる場合に少陽三焦への侵を許すことに
なります。

ここで病邪と正気が争います。

争いますと、発熱したり胸脇部が硬く張って疼痛が

発生したり(胸脇苦満)します。

少陽は、手少陽三焦と足少胆を包括しています。
そして系統的には肝胆系に属します。

以上は風邪から「胸脇苦満」が発現するという
内容で記しています。

風邪から「胸脇苦満」症状が発現した場合には

その他の症状として・・・

食欲が低下して吐き気がする。嘔吐する。
腹痛がする。便秘になる。咽がカラカラに乾く
口が苦い。口がねばねばする。

往来寒熱(寒気と発熱が交互に現れる)

小便不利(排尿困難・尿量減少・黄色いおしっこが出る)

肩首がこりつける。

動悸・咳

などの症状が現れます。

「胸脇苦満」は典型的症状としては風邪を引いて
少陽病になったときに現れますが・・・

その他の雑病でも発生します。

肝胆に病変が起きたときです・・・

①強い精神的ストレス疲労がたまって交感神経が
 亢進してしまったとき・・・(オーバーヒート)

②偏った食生活(油っこいもの、味の濃いもの、アルコールなど)が
 続いて肝胆に負担がかかり炎症が起きているとき など

「胸脇苦満」のような、硬く張って痛い症状は
陽気の鬱滞(鬱滞した陽気がオーバーヒートしている)
肝鬱化火の状態・・・の時に起こります。

首肩がパンパンに張ってこりつける。
耳の後ろやこめかみがズキズキ痛い
身体が熱っぽくてそわそわして落ち着かない
などの症状も発生します。

このようなときにどういうアプローチをするかですが・・・

柴胡剤を使用するのば一般的なやり方です。

小柴胡湯
大柴胡湯
大柴胡湯去大黄
柴胡桂枝湯
四逆散
柴胡加竜骨牡蠣湯
柴胡桂枝乾姜湯
逍遥散
加味逍遥散

などの柴胡剤の中から体質に合うものを選択して使用します。

実際上は、柴胡剤の単独使用ではなくて
相乗的効果を上げるために、複数の方剤を組み立てて
アプローチする方が効果が上がります。

陽気の停滞は、津液の停滞を招き、血の停滞を招きます。

停滞している陽気の流れを開放する
停滞している津液の流通を改善させる
停滞している血流を促進させる
などを主次を考えながら方剤構成を組み立てます。

そしてオーバーヒートが強い場合は、清熱する必要もあります。

オーバーヒートが続いていて陰血が消耗している場合は、
陰血補充する方剤も加えることも考えます。

以上のような感じで的確なアプローチをする必要があります。


「胸脇苦満」症状の程度や内容
そして・・・症状を発現させた原因や体質を詳細に分析し
見極めたうえで的確に対応することが大切です。
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赤いニキビが顔じゅうにいっぱい多発しています。出来たニキビが化膿します。化膿したニキビ跡が消えずに赤黒くなって残っています。ニキビは痛痒いです。お肌はいつもベタベタしています。部分的に乾燥しています。ニキビ跡が消えない間に次々と新しいニキビが出来るので、新旧ニキビが混在したお肌の状態になっています。このような状態が何年間もずっと続いています。病院で抗生剤を服用されていますが、若干改善しますがそれ以上は良くなりません。「このニキビ治るなのだろうか・・・」 コンプレックスが強くなっておられます。大きなマスクをしておられます。さくら薬局で、熱毒、湿熱、瘀血、食毒、ストレス(肝気鬱結)などに対応した漢方薬を服用されると、2か月ほどでニキビが綺麗に無くなって、今現在2~3個くらいに減っています。ニキビ跡もどんどん薄くなりとても綺麗なお肌になってこられています。ニキビ肌をきちんと分析して漢方的アプローチをしますととても良い効果が現れます。
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妊娠するためには正常に排卵していることは必須条件です。視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)とホルモン分泌連携が問題なく行われていますと排卵障害起こりません。①視床下部②下垂体③卵巣④卵胞膜 以上4つのポイントのどこかに異常が発生しますと正常な排卵が妨げられて排卵障害が起こります。①視床下部②下垂体 は脳の問題です。脳は「髄海」と言われます。腎精から髄が生じて髄は骨を滋養しています。そして髄が集まって「髄海」となります。脳「髄海」をしっかり機能させるためには、腎精が充足していることが大切です。そして腎精を充足させるためには後天の精をしっかり産生させることが大切です。後天の精は脾胃の働きによって生成されます。排卵障害が起きている場合は、脾胃、腎精、気血、肝の疎泄などに介入してホルモン分泌連携を正常化させるようにアプローチします。
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Author:桜の気の下で
兵庫県たつの市神岡町にて漢方専門薬局を開いています。
(そうめん資料館)そうめんの里のすぐ近くです。
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