引き続きアトピー性皮膚炎について述べます。

赤いプツプツ・局所的に赤い皮膚面が広がる
カサカサガサガサ・ゴワゴワ・硬く肥厚する
瘤のように出っ張る・ジュクジュクただれる
急激に熱感とかゆみが襲ってくる波がある

など・・・

種々の皮膚症状が現れるのがアトピー性皮膚炎の
特徴です。

それから好発部位があります。

肘や膝などの関節屈曲部位・・・
手指関節・手の甲部平部
首周辺、肩背中胸部、顔面部
下着で締め付ける部位(股周辺・ぐるっと胸部)

上記の部位は陽気循環が滞りやすい部位です。

陽気循環が滞るとオーバーヒートして皮膚炎症状が
発生します。

そして・・・

陽気循環が滞る原因は・・・

痰湿というねっとりべとべとした液状物質が発生して
それが陽気循環を阻害するためです。

という内容で前回前々回と述べています。

陽気というのは実際には陽気+津液の状態で
動いているのです。

水蒸気(湯気)の状態で清らかにサラサラと動くのが
本来の姿です。

そこに痰湿が混じりこみますと・・・サラサラ動くことが
出来なくなって滞りが発生しオーバーヒートして
アトピー性皮膚炎症状が起こります。

痰湿が最も滞りやすい部位が関節屈曲部位です。

関節部位の皮膚をはがすと曲げ伸ばしするために
骨が複雑な組み合わさっていて
組み合わさりの部位では陥没も見られます。

そういう部位はねっとり粘々した痰湿が落ち込んで
引っかかって動きが非常に悪くなります。

そして陽気循環が滞ってオーバーヒートが起こります。

では痰湿が発生する原因はなんでしょう?

原因は一つではありません・・・種々あります。

①持って生まれた体質です。

持って生まれた体質=遺伝的素因

それから幼少時の飲食の問題

持って生まれて循環が悪い(停滞しやすい)
速い時期に離乳をしたために胃腸に負担がかかって
消化吸収力が低下して循環が悪くなっている

そして胃腸が冷えてさらに腎陽まで虚している。

脾腎は陽気パワーの源です。

陽気パワーがダウンしますと。

水が水蒸気の状態に気化できなくなります。

水は温めないと湯気になりません。

湯気=津液ですが・・・

湯気にならい水分は痰湿になってしまいます。

動きの悪い痰湿が関節屈曲部地など身体各所に滞って
皮膚症状を発生させます。

痰湿が滞りますとオーバーヒートします。

根本的な体質素因は陽気不足(陽気のパワーダウン)
なのですが・・・

動きの悪い痰湿が滞っている部位ではオーバーヒート
します。

ですから・・・

本質部分と皮膚症状は真逆の状態になっている
ということです。

胃腸や腎は陽気不足で冷えているけれど
皮膚症状が発生している部位はオーバーヒートしている
ということです。

ですから・・・

このタイプのアトピー性皮膚炎は

脾腎の陽気を補充しながら
皮膚熱症状が発生している部位はクールダウン
させてあげるというようなアプローチをします。

そして・・・

陽気補充の強さのレベルと
皮膚熱をクールダウンさせるレベルのバランスを
うまく微調節する必要があります。

ここら辺りがとても難しい調節になります。

陽気補充だけをしていると皮膚熱症状は改善しませんし
クールダウンさせてばかりいると脾腎の陽気を弱らせて
しまって痰湿発生の根本を改善できません。

ただし・・・

手湿疹(主婦湿疹)のみの場合は陽気補充をしっかり
やってそして、痰湿除去の方剤も組み入れて などの
アプローチがうまくゆく場合もあります。

手湿疹は陽気不足でオーバーヒートしていない
(オーバーヒートが軽度)の場合が多いです。

ですから陽気補充+痰湿除去に
血流改善(瘀血改善)などの構成が
適合する場合が多いです。

今回はここまでです。

痰湿が貯留停滞しているために陽気循環が滞って
オーバーヒートして皮膚炎症状を発生させます。

痰湿がなぜ発生するのかそれを理解しないと
アトピー性皮膚炎の本質が掴めません。

今回は脾腎陽虚のために水が水蒸気に気化しなくて
水湿痰湿となり関節屈曲部位などにはまり込んで
停滞しオーバーヒートした結果・・・
アトピー性皮膚炎を引き起こすというタイプの
お話をいたしました。

次回はまた別のタイプについて述べます。
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アトピー性皮膚炎には・・・消風散・黄連解毒湯が効く などという単純な考え方ではダメな場合が多いです。なぜかと言いますと・・・アトピー背皮膚炎を引き起こしている根本原因が種々あってそこをしっかり見極めて対応しない限りは改善が難しいからです。皮膚病は「湿疹」と表現します。痰湿が発生停滞して生じる病気だから「湿疹」なのです。痰湿が発生する原因は陽気不足のために水が水蒸気の状態に気化しなくて痰湿になってしまうというタイプもあれば(こちらのタイプは前回ご説明しています)・・・陰不足(陰虚)陰<陽の体質になっているために水がどろんとした痰湿になってしまっているというタイプもあります。この二つのタイプは真逆のタイプです。ですので・・・漢方的アプローチもまったく異ります。(同病異治) ですのでアトピー性皮膚炎にはこれこれの漢方薬を使うという発想では対応が難しいわけなのです。
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排卵障害を起こしている原因として・・・多嚢胞性卵巣症候群(PCO)というのがあります。卵胞の周りにべたべたした汚れが溜まってしまって殻が硬く肥厚してしまい殻を破って排卵することが出来ません。このような卵胞が数珠玉のように沢山出来て卵巣内部に存在しています。痰湿汚れ・湿熱汚れ・瘀血汚れ・寒凝固汚れ など種々の汚れが卵胞の周りに著中停滞してしまっています。したがいまして・・・これらの汚れを除去する方剤を使って継続的にアプローチをする必要があります。
卵巣がしっかり働いて卵胞を大きく成長させ正常に排卵させるためには・・・腎精が充足していることは必須です。そして脳から送られてくるホルモン情報の伝達に問題がないことも必須です。腎精を充足させるためには後天の精の補充が欠かせません。後天の精をしっかり補充するためには脾胃の働きがしっかりしていることが必要です。ホルモン情報の伝達に問題がある原因は精神的ストレスが溜まる=気血の流通が止まる→ホルモン情報がしっかり伝達されない。それから血液やリンパ液が汚れてよどんで流れが悪い状態になるとホルモン情報伝達に問題が生じます。血液やリンパ液を汚す原因は毎日の飲食生活の偏りです。こってり濃厚なものの摂取が多いと血液やリンパ液がドロドロ汚れてしまいます。漢方的アプローチとしては、①腎精の補充②気血の補充③脾胃の働きを活性化させて後天の精の生成力を強くする④精神的ストレスの開放(肝気鬱結の開放)⑤血液やリンパ液の汚れを除去する(食滞・痰湿・瘀血の除去)身体の陽気のパワーが弱くて冷える傾向にある場合は、陽気補充、身体で炎症が起こっていて熱っぽい場合は、清熱して炎症をとる・・・などお一人お一人の身体状況を見極めてしっかり排卵できるようにアプローチします。
妊活にとって大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。そしてさらにめでたく妊娠出産授乳子育てという段になっても大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。元気な赤ちゃんを出産して、出産後のお母さんも元気はつらつと授乳子育てが出来るということがとても大切なことです。そこのポイントに腎精の充足は欠かせません。産後うつ・産後に元気がでない・頭が空虚に感じてふらふらする・不眠・歯ががたがたしている・髪がパサパサして抜け毛が増える・目が弱ってチカチカまぶしい などは腎精の不足消耗が原因です。
「Tash Sultana」すごいアーティスト発見 ユーチューブ
妊娠するためには正常に排卵していることは必須条件です。視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)とホルモン分泌連携が問題なく行われていますと排卵障害起こりません。①視床下部②下垂体③卵巣④卵胞膜 以上4つのポイントのどこかに異常が発生しますと正常な排卵が妨げられて排卵障害が起こります。①視床下部②下垂体 は脳の問題です。脳は「髄海」と言われます。腎精から髄が生じて髄は骨を滋養しています。そして髄が集まって「髄海」となります。脳「髄海」をしっかり機能させるためには、腎精が充足していることが大切です。そして腎精を充足させるためには後天の精をしっかり産生させることが大切です。後天の精は脾胃の働きによって生成されます。排卵障害が起きている場合は、脾胃、腎精、気血、肝の疎泄などに介入してホルモン分泌連携を正常化させるようにアプローチします。
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兵庫県たつの市神岡町にて漢方専門薬局を開いています。
(そうめん資料館)そうめんの里のすぐ近くです。
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℡0791-65-2107
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