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引き続きアトピー性皮膚炎について述べます。

皮膚病は一般表現として湿疹といいます。

「湿疹」という呼び名が病気の本質を言い表しています。

水湿(痰湿)によって起きる病気だということです。

生きている人は全身を陽気が流通循環しています。

流動(流通)しているのが生命体です。

血液が流通している・・・

津液が流通している・・・

陽気が流通している・・・

流通することによって必要な酸素や栄養物質が
全身各所の細胞まで運ばれています。

そして細胞活動が行われています。

生命活動が行われると必ず老廃物が発生します。

老廃物の回収排泄も流通によって行われています。

皮膚病は特に水の循環に問題が発生しているために
生じる病気です。

健常状態では水は気化されて水蒸気の状態になって
動いていますが・・・

湿疹アトピーなどの場合は水蒸気の状態ではなくて
ねっとりベタベタした液状物資である水湿(痰湿)が
混じりこんでいます。

ねっとりベタベタした水湿(痰湿)は動きが悪いので
関節の屈曲部位などの陥没があるような場所にはまり込んで
取れなくなり、そこに鬱熱が発生することによって
皮膚病が発生します。

前回・・・

水を水蒸気の状態に気化するための陽気のパワー不足の
ある人が水湿(痰湿)を産生してしまって皮膚病を
引き起こしているということで述べています。

陽気不足(陽虚)のために水が気化されなくて
水湿(痰湿)が貯留停滞する。

水湿(痰湿)が貯留停滞した部位では陽気の流れが
阻害されますので鬱熱が発生して赤いプツプツが
出来ます。

そして鬱熱が皮膚を乾燥させてカサカサガサガサに
なってゆきます。

皮膚が硬く肥厚するようにもなります。

水湿(痰湿)が血流を邪魔して血行も悪くなります。
皮膚が赤黒くなってしこりや瘤が出来たり。
関節部位などに痛みが生じる場合も起こります。

などのお話を述べました。

今回は別のタイプについて述べます。

前回とは逆のタイプです。

陽気の不足ではなくて陰不足の体質です。

陰不足体質では皮膚を潤す津液が不足しています。

そして津液が少ないので本来サラサラしている津液が
ねっとりした動きのわるい状態になります。

すなわち水湿(痰湿)になるということです。

前回述べた陽気不足では水が気化しなくて
水湿(痰湿)が産生されるということを述べています。

同じような状態が全く逆の陰不足でも起こります。

ただ・・・

産生されている痰湿の状態は異なります。

陽気不足では冷え固まって水湿(痰湿)が産生されます。

陰不足では水不足のために水が痰湿状態になります。

陰不足体質では相対的に陰<陽となっていますので
陽気が亢進して身体が熱くなる傾向となります。
これを虚熱といいますが・・・

虚熱が水を熱濃縮させるために水が痰湿の状態に
なってしまいます。

ということで若干ややこしい話になっていますが・・・

湿疹やアトピー性皮膚炎の難しさはここのところに
あります。

同じような皮膚症状が起きているけれども・・・
人によって皮膚病を発生させている原因が違く場合が
あるということです。

陰不足(陰虚)の人の場合は陰補充をして痰湿を
希釈してあげて動きやすくするなどのアプローチが
必要です。

熱感が強い場合は清熱も必要です。

痰湿が血流を悪化させている場合は血流を良く
してあげることも必要です。

皮膚病のご相談を受けてまず最初に熟慮熟考させられる
のがこういうところです。

結構見分けが難しいところがあります。

陽気不足の場合は温めてあげて水を気化させてあげる
必要があって・・・鬱熱が生じている皮膚部位に対しては
クールダウンさせてあげる。

陰液不足の場合は陰補充してあげて虚熱を冷ましてあげて
痰湿を希釈して動きを活性化させてあげる・・・

というようにまったく異なるアプローチとなります。

皮膚病のご相談を受けたときにいつも悩まされるところです。
とても判断が難しい部分ですが、ここのところをはっきり
見極めることが必須です。

真逆の原因で同じ皮膚病が起きているわけですから。

漢方的表現として「同病異治」といいます。

同じ病気だけれど、異なるアプローチが必要な場合が
ありますよ・・・ということです。

アトピー性皮膚炎にはこれこれの方剤が効きますよ・・・的な
考え方ではこの病気を解決することは難しいということです。

アトピー性皮膚炎には・・・消風散・黄連解毒湯、を使う
などのやり方ではダメだということです。

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アトピー性皮膚炎はここ数十年の間に急激に増えました。どうしてそうなったのでしょうか・・・それはここ数十年の間の飲食生活が急変したのと時を同じくしていることからその原因を分析することができます。皮膚病は皮下に水湿(痰湿)や瘀血などの汚れた物質が貯留停滞した結果として起きる病気です。毎日口にする飲食物が皮膚を作り血をつくり肉を作りしますが、かつての日本人は和食を食べていることで、肌がきれいだと言われていました。それがここ数十年の間に急変したために肌を汚すことになったと考えられます。そこら辺りの問題もとても大切です。ですので、毎日摂取する飲食物をかつて日本人が口にしていたものに戻していく必要があります。そして漢方的アプローチはデトックスです。痰湿瘀血などを毛穴から発散させたり排便排尿を促すことなどによって体外へ排出させることで綺麗な肌を取り戻すように方剤構成を組み立てます。
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排卵障害を起こしている原因として・・・多嚢胞性卵巣症候群(PCO)というのがあります。卵胞の周りにべたべたした汚れが溜まってしまって殻が硬く肥厚してしまい殻を破って排卵することが出来ません。このような卵胞が数珠玉のように沢山出来て卵巣内部に存在しています。痰湿汚れ・湿熱汚れ・瘀血汚れ・寒凝固汚れ など種々の汚れが卵胞の周りに著中停滞してしまっています。したがいまして・・・これらの汚れを除去する方剤を使って継続的にアプローチをする必要があります。
卵巣がしっかり働いて卵胞を大きく成長させ正常に排卵させるためには・・・腎精が充足していることは必須です。そして脳から送られてくるホルモン情報の伝達に問題がないことも必須です。腎精を充足させるためには後天の精の補充が欠かせません。後天の精をしっかり補充するためには脾胃の働きがしっかりしていることが必要です。ホルモン情報の伝達に問題がある原因は精神的ストレスが溜まる=気血の流通が止まる→ホルモン情報がしっかり伝達されない。それから血液やリンパ液が汚れてよどんで流れが悪い状態になるとホルモン情報伝達に問題が生じます。血液やリンパ液を汚す原因は毎日の飲食生活の偏りです。こってり濃厚なものの摂取が多いと血液やリンパ液がドロドロ汚れてしまいます。漢方的アプローチとしては、①腎精の補充②気血の補充③脾胃の働きを活性化させて後天の精の生成力を強くする④精神的ストレスの開放(肝気鬱結の開放)⑤血液やリンパ液の汚れを除去する(食滞・痰湿・瘀血の除去)身体の陽気のパワーが弱くて冷える傾向にある場合は、陽気補充、身体で炎症が起こっていて熱っぽい場合は、清熱して炎症をとる・・・などお一人お一人の身体状況を見極めてしっかり排卵できるようにアプローチします。
妊活にとって大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。そしてさらにめでたく妊娠出産授乳子育てという段になっても大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。元気な赤ちゃんを出産して、出産後のお母さんも元気はつらつと授乳子育てが出来るということがとても大切なことです。そこのポイントに腎精の充足は欠かせません。産後うつ・産後に元気がでない・頭が空虚に感じてふらふらする・不眠・歯ががたがたしている・髪がパサパサして抜け毛が増える・目が弱ってチカチカまぶしい などは腎精の不足消耗が原因です。
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妊娠するためには正常に排卵していることは必須条件です。視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)とホルモン分泌連携が問題なく行われていますと排卵障害起こりません。①視床下部②下垂体③卵巣④卵胞膜 以上4つのポイントのどこかに異常が発生しますと正常な排卵が妨げられて排卵障害が起こります。①視床下部②下垂体 は脳の問題です。脳は「髄海」と言われます。腎精から髄が生じて髄は骨を滋養しています。そして髄が集まって「髄海」となります。脳「髄海」をしっかり機能させるためには、腎精が充足していることが大切です。そして腎精を充足させるためには後天の精をしっかり産生させることが大切です。後天の精は脾胃の働きによって生成されます。排卵障害が起きている場合は、脾胃、腎精、気血、肝の疎泄などに介入してホルモン分泌連携を正常化させるようにアプローチします。
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Author:桜の気の下で
兵庫県たつの市神岡町にて漢方専門薬局を開いています。
(そうめん資料館)そうめんの里のすぐ近くです。
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℡0791-65-2107
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