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引き続きアトピー性皮膚炎について述べます。

皮膚病の一般表現は「湿疹」です。

皮下に水湿(痰湿)が貯留停滞することが
原因となって皮膚症状が発生するということが
病名からも分かります。

皮膚病ではありますが・・・
皮膚病を引き起こしている根本的原因は皮膚に
あるのではなくて水湿(痰湿)を産生させて
しまっている体の内側にあります。

①胃腸や腎などの臓腑の陽気不足のために
 水が水蒸気の状態に気化されなくなって
 水湿(痰湿)が出来てしまう。

②肝腎の陰不足などのために潤い不足となって
 水液が濃縮されて水湿(痰湿)が出来てしまう。
※陰は燃料でもありますから陰不足のために
 機能が低下して津液がうまく生成されなくて
 水湿(痰湿)が出来てしまう。

③毎日の飲食の偏り
(生冷物摂取過多・肥甘厚味物摂取過多)によって
 水湿や痰湿を産生させてしまう。

これまでに・・・

などの以上3つの原因について述べています。

今回はまた別の視点から考えてみます。

水は津液となって全身に運ばれ循環しています。

運行の動力は胃腸や腎や心肺のパワーです。

そしてもう一つ大切な働きに肝の疏泄作用という
のがあります。

全身への運行をスムーズに必要な箇所に配分する
などの働きをしています。

水の配分をコントロール制御しているような感じです。

肝の疏泄作用は水の運行だけでなく気血の運行にも
関与しています。

そして胃腸の消化吸収の手助けもしています。

ですので・・・

肝の疏泄作用というのは全身の気血津液すべてに
渡る流通のコントロールをしていて、

さらには
胃腸の消化吸収を助けていますので、
気血津液の生成にまで関与しています。

肝の疏泄作用がうまく機能しなくなりますと
その影響は全身に及びます。

脾(胃腸)から運ばれてきた水液はまず最初に
肺へ持ち上げられます。

そして・・・

肺の宣発粛降作用によって全身に運ばれて
最終的に腎と膀胱の気化作用により体外へ
排出されます。

肝の疏泄作用は・・・
肺の宣発粛降の働きががスムーズにゆくように
コントロールしています。

したがいまして・・・

肝の疏泄作用が失調しますと・・・

水液のスムーズな流通が出来なくなり
水湿(痰湿)の滞りが起きるようになります。

肝の疏泄作用が失調した状態を肝気鬱結といいます。

西洋医学的に言いますと自律神経の働きが失調した状態です。

ストレスがたまって・・・

アトピー性皮膚炎症状が悪化することは多々みられるのですが・・・

ストレスがたまって肝気鬱結になりますと肝鬱化火という状態へ
進展してゆきます。

陽気の流通が停滞しますとオーバーヒートするわけです。
それが肝鬱化火です。

この状態は非常に多くみられます。

皮膚熱が強くなってカーッと熱っぽくなっているときなど
肝鬱化火になっている場合が多いです。

こういう状態になりますと・・・

水液が熱で濃縮されて湿熱(痰熱)に変化します。
ドロドロと粘度が増してさらに動きが悪くなります。

そして血中に湿熱が流れ込んで血流も悪化します。
血液も粘々して流通が非常に悪くなります。

湿熱・痰熱・血熱・瘀血・熱毒などの状態になってゆきます。

こういう場合は・・・

肝の疏泄作用の活性化が第一に必要です。

肝気鬱結状態を開放発散させてあげないといけません。

そして・・・

熱濃縮されている湿熱(痰熱)の除去も必要です。
湿熱(痰熱)は非常に動きが悪いので除去するのは
簡単には行きません。

根気強く腰を据えて日にちをかけて継続的にアプローチ
しないと除去できません。

そして・・・

瘀血にも対応する必要があります。
血熱にも対応する必要があります。

血が熱っぽくなていますからクールダウンさせて
あげるアプローチが必要です。

熱濃縮され痰湿が流れ込んで動きが悪くなり
瘀血状態になっていますので・・・

血熱のクールダウン痰湿の除去、潤い補充をして
流通を活性化させてあげるなど多角的にアプローチを
することが必要です。

ストレスがかからなくても肝気鬱結→肝鬱化火の状態に
なることも多くみられます。

特に女性では高温期(特に生理前)は上記の状態に
なりやすい傾向があります。

ですから・・・

生理前にアトピーが悪化するなどもよくみられます。

生理が始まりますと出血するのと同時にスーッと鬱熱が
排泄されますから、ひどい皮膚症状もスーッと楽になる
ことも多いですが・・・

慢性化してひどい皮膚状態にまりますと・・・

生理前は非常に悪化してしまい、生理後も若干軽減する
くらいの程度となります。

今回は肝の疏泄作用の失調にによってアトピー性皮膚炎が
起きる、悪化するなどの内容で述べました。

次回も引き続きアトピー背皮膚炎について述べます。
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皮膚は身体の最も外側にありますので・・・常に空気と接触しています。アトピー性皮膚炎などで皮膚状態が悪い場合は皮膚のバリア力が低下していますので、外側の空気環境が良くない場合はそれによって皮膚症状が引き起こされたり悪化させられたりすることが良くあります。皮膚病を引き起こしている本質的な原因は身体内側にあるのですが・・・直接空気に触れているということから起こる問題もあるということです。季節の変化などで皮膚症状が変わることもありますので、漢方的アプローチも季節によって微調節が必要になることも多いです。
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排卵障害を起こしている原因として・・・多嚢胞性卵巣症候群(PCO)というのがあります。卵胞の周りにべたべたした汚れが溜まってしまって殻が硬く肥厚してしまい殻を破って排卵することが出来ません。このような卵胞が数珠玉のように沢山出来て卵巣内部に存在しています。痰湿汚れ・湿熱汚れ・瘀血汚れ・寒凝固汚れ など種々の汚れが卵胞の周りに著中停滞してしまっています。したがいまして・・・これらの汚れを除去する方剤を使って継続的にアプローチをする必要があります。
卵巣がしっかり働いて卵胞を大きく成長させ正常に排卵させるためには・・・腎精が充足していることは必須です。そして脳から送られてくるホルモン情報の伝達に問題がないことも必須です。腎精を充足させるためには後天の精の補充が欠かせません。後天の精をしっかり補充するためには脾胃の働きがしっかりしていることが必要です。ホルモン情報の伝達に問題がある原因は精神的ストレスが溜まる=気血の流通が止まる→ホルモン情報がしっかり伝達されない。それから血液やリンパ液が汚れてよどんで流れが悪い状態になるとホルモン情報伝達に問題が生じます。血液やリンパ液を汚す原因は毎日の飲食生活の偏りです。こってり濃厚なものの摂取が多いと血液やリンパ液がドロドロ汚れてしまいます。漢方的アプローチとしては、①腎精の補充②気血の補充③脾胃の働きを活性化させて後天の精の生成力を強くする④精神的ストレスの開放(肝気鬱結の開放)⑤血液やリンパ液の汚れを除去する(食滞・痰湿・瘀血の除去)身体の陽気のパワーが弱くて冷える傾向にある場合は、陽気補充、身体で炎症が起こっていて熱っぽい場合は、清熱して炎症をとる・・・などお一人お一人の身体状況を見極めてしっかり排卵できるようにアプローチします。
妊活にとって大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。そしてさらにめでたく妊娠出産授乳子育てという段になっても大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。元気な赤ちゃんを出産して、出産後のお母さんも元気はつらつと授乳子育てが出来るということがとても大切なことです。そこのポイントに腎精の充足は欠かせません。産後うつ・産後に元気がでない・頭が空虚に感じてふらふらする・不眠・歯ががたがたしている・髪がパサパサして抜け毛が増える・目が弱ってチカチカまぶしい などは腎精の不足消耗が原因です。
「Tash Sultana」すごいアーティスト発見 ユーチューブ
妊娠するためには正常に排卵していることは必須条件です。視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)とホルモン分泌連携が問題なく行われていますと排卵障害起こりません。①視床下部②下垂体③卵巣④卵胞膜 以上4つのポイントのどこかに異常が発生しますと正常な排卵が妨げられて排卵障害が起こります。①視床下部②下垂体 は脳の問題です。脳は「髄海」と言われます。腎精から髄が生じて髄は骨を滋養しています。そして髄が集まって「髄海」となります。脳「髄海」をしっかり機能させるためには、腎精が充足していることが大切です。そして腎精を充足させるためには後天の精をしっかり産生させることが大切です。後天の精は脾胃の働きによって生成されます。排卵障害が起きている場合は、脾胃、腎精、気血、肝の疎泄などに介入してホルモン分泌連携を正常化させるようにアプローチします。
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Author:桜の気の下で
兵庫県たつの市神岡町にて漢方専門薬局を開いています。
(そうめん資料館)そうめんの里のすぐ近くです。
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℡0791-65-2107
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