妊娠するためには正常に排卵していることが
必須条件になります。

そして排卵は・・・

間脳の視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)へと
ホルモン分泌連携がうまくゆくことによって
正常に排卵が起こります。

正常に排卵しない・・・
すなわち排卵障害が起こる原因として

上記のホルン分泌連携のどこかに問題が
生じると正常に排卵出来ない状態になります。

①視床下部の問題
②下垂体の問題
③卵巣の問題
④卵胞膜の問題

以上4つのポイントが排卵障害の原因となります。

そして・・・

前回は①視床下部の問題と②下垂体の問題について
述べました。

視床下部や下垂体がしっかり機能してホルモンが
問題なく分泌連携されるためには・・・

腎精がしっかり充足していることが大切です。

精から髄が生じて、髄は骨の中にあって
骨は髄によって滋養されています。

そして髄の海=「髄海」が脳です。

ですから・・・

視床下部や下垂体がしっかり機能するための
根本的な根源は腎精がしっかり充足していることが
最も大切です。

そして・・・

腎精を充足させるためには、先天の精に後天の精を
しっかり補給してゆくことが欠かせません。

持って生まれた先天の精・・・
これは両親からもらって引き継いだものです。

オギャーと生まれた後は飲食物の摂取して
そこから後天の精を生成します。

そして先天の精に後天の精を絶え間なく供給することで
腎精を充足させるのです。

ですから飲食物の摂取はとても大切です。

摂取する飲食物の内容が最も大切です。
良質の後天の精を産生できるような飲食物を
摂取することが大切です。

そして・・・

胃腸がしっかり働いてくれることも大切です。

消化吸収が良好に行われて、そこから気血精を
産生させるということになります。

胃腸がしっかり機能して消化吸収が出来なければ
気血精を産生させることができなくなります。

ですので・・・

毎日摂取する飲食物の内容が大切であること
そして胃腸が元気に働いてくれて消化吸収が
問題なくおこなわれていることが大切である
ということです。

ここがしっかり出来ていますと・・・

後天の精が産生されて腎精をしっかり充足させる
ことが出来ます。

そしてさらには・・・

「精血同源」という考え方があります。

精と血は互いに養いあう関係にあるので
精が多ければ血もしっかり充足されます。

子宮内膜は・・・
血液で満しっかりたされていないと受精卵を着床させて
そしてすくすく育ててゆくことが出来ません。
受精卵の着床、そして発育にとって血の充足が
大切であるということです。

ですので・・・

腎精が充足していることは、視床下部や下垂体の
機能活性によってホルモン分泌連携がしっかり
出来て・・・正常に排卵する

ということと・・・さらに

精の充足は血もしっかり旺盛にさせることが
出来るので子宮内膜の栄養状態を良くする
という意味でも大切なことということです。

また・・・

血の充足は肝の疎泄作用の活性化にも役立ちます
ので・・・

ホルモン分泌の連携をスムーズにさせるという
意味においても血の充足は役立ちます。

すなわち・・・

脾(胃腸)の働きが良くて
毎日の飲食物の内容が良くて
その結果、良質の気血精が産生されて

腎精がしっかり充足されて

という流れになり

腎精がしっかり充足されていると
血が旺盛になる。

脾(胃腸)がしっかり機能することでも
気血の生成は活性化されますので
それによって気血が充足されます。

以上のような良い循環になっていますと

視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)への
ホルモン分泌連携が活性化されますので
正常にしっかり排卵することが出来ます。

排卵障害とは無縁になるということです。

排卵障害が起こっている人では

漢方的アプローチとして・・・

脾(胃腸)の働きの活性化
消化吸収を助ける

腎精の補充
気血の補充

肝の疎泄をスムーズにさせる
などの介入をして

排卵が正常に出来るように策を練ります。

そして毎日摂取する飲食物の内容の
見直しも必須となります。
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排卵障害を起こしている原因として・・・多嚢胞性卵巣症候群(PCO)というのがあります。卵胞の周りにべたべたした汚れが溜まってしまって殻が硬く肥厚してしまい殻を破って排卵することが出来ません。このような卵胞が数珠玉のように沢山出来て卵巣内部に存在しています。痰湿汚れ・湿熱汚れ・瘀血汚れ・寒凝固汚れ など種々の汚れが卵胞の周りに著中停滞してしまっています。したがいまして・・・これらの汚れを除去する方剤を使って継続的にアプローチをする必要があります。
卵巣がしっかり働いて卵胞を大きく成長させ正常に排卵させるためには・・・腎精が充足していることは必須です。そして脳から送られてくるホルモン情報の伝達に問題がないことも必須です。腎精を充足させるためには後天の精の補充が欠かせません。後天の精をしっかり補充するためには脾胃の働きがしっかりしていることが必要です。ホルモン情報の伝達に問題がある原因は精神的ストレスが溜まる=気血の流通が止まる→ホルモン情報がしっかり伝達されない。それから血液やリンパ液が汚れてよどんで流れが悪い状態になるとホルモン情報伝達に問題が生じます。血液やリンパ液を汚す原因は毎日の飲食生活の偏りです。こってり濃厚なものの摂取が多いと血液やリンパ液がドロドロ汚れてしまいます。漢方的アプローチとしては、①腎精の補充②気血の補充③脾胃の働きを活性化させて後天の精の生成力を強くする④精神的ストレスの開放(肝気鬱結の開放)⑤血液やリンパ液の汚れを除去する(食滞・痰湿・瘀血の除去)身体の陽気のパワーが弱くて冷える傾向にある場合は、陽気補充、身体で炎症が起こっていて熱っぽい場合は、清熱して炎症をとる・・・などお一人お一人の身体状況を見極めてしっかり排卵できるようにアプローチします。
妊活にとって大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。そしてさらにめでたく妊娠出産授乳子育てという段になっても大切なポイントは腎精を充足させてあげることです。元気な赤ちゃんを出産して、出産後のお母さんも元気はつらつと授乳子育てが出来るということがとても大切なことです。そこのポイントに腎精の充足は欠かせません。産後うつ・産後に元気がでない・頭が空虚に感じてふらふらする・不眠・歯ががたがたしている・髪がパサパサして抜け毛が増える・目が弱ってチカチカまぶしい などは腎精の不足消耗が原因です。
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妊娠するためには正常に排卵していることは必須条件です。視床下部~下垂体~卵巣(卵胞)とホルモン分泌連携が問題なく行われていますと排卵障害起こりません。①視床下部②下垂体③卵巣④卵胞膜 以上4つのポイントのどこかに異常が発生しますと正常な排卵が妨げられて排卵障害が起こります。①視床下部②下垂体 は脳の問題です。脳は「髄海」と言われます。腎精から髄が生じて髄は骨を滋養しています。そして髄が集まって「髄海」となります。脳「髄海」をしっかり機能させるためには、腎精が充足していることが大切です。そして腎精を充足させるためには後天の精をしっかり産生させることが大切です。後天の精は脾胃の働きによって生成されます。排卵障害が起きている場合は、脾胃、腎精、気血、肝の疎泄などに介入してホルモン分泌連携を正常化させるようにアプローチします。
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桜の気の下で

Author:桜の気の下で
兵庫県たつの市神岡町にて漢方専門薬局を開いています。
(そうめん資料館)そうめんの里のすぐ近くです。
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℡0791-65-2107
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